kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

ヨーロッパでのローミング対応SIM、SIM2Flyを購入した&au、ドコモのローミングと比較してみる。ローミングサービスがおもったより優秀

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SIM2Flyを買ってみたよ。ただ、普通の旅行者には不要だと思った。この話はヨーロッパ限定です。

 
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 SIM2Flyは周遊旅行をする旅行者にはピッタリのSIMカード。日本のAmazonで購入可能

 

 

 今回購入したのはこれ。アジアだけでなくヨーロッパでも使えるタイプ。

 

simdojo.jp

使い方なんかはこのサイトが詳しい。リンク先にも書いてあるけど、普通にはチャージができないのが難点。とりあえずAPNは「internet」。

 実際ドイツで使ったけど、回線速度的にも申し分なく、都市部ではほとんどの場所でLTEで通信ができた。

 

さて、このSIMカードは3500円で購入したもの。auの世界データ定額とくらべてどうか?というのが気になるところ。

www.au.com

auの世界データ定額はこんな感じ。

 

 

auの世界データ定額とエリア比較。auのローミングは大変便利

さて、まずエリアを比較してみる。今回はヨーロッパ用に購入したので、そのへんの国だけ見ていくと…auの世界データ定額の方が優れているのが

アイスランド
エストニア
キプロス
クロアチア
スロバキア
スロベニア
ブルガリア
ポーランド
マルタ
ラトビア
リトアニア
ルーマニア

これらの国に関してはSIM2Flyでは利用ができない(手動で見てるので見落としはあるかも)。特にバルト三国がSIM2Flyでは利用できないのはちょっと困るところ(行く予定あるし)。というかSIM2Flyは案外エリア狭いっすね。見た限り、SIM2Flyで使えてauで使えないのはネパールだけだった。

 

維持費

SIM2Flyの維持費は15日間で3500円(日本のAmazonで購入した場合)。auの世界データ定額はといえば…1日980円。というわけで、4日以上(au STAR会員は月に1日無料なので、個人名義であれば5日以上)の滞在の場合はSIM2Flyの方が優れていることになる。もちろんSIM自体をもっと安く買えれば損益分岐点は短くなるけど。あと月をまたぐ場合はauの方が有利、同じ月の有効期間内に複数回渡航する場合はSIM2Flyが有利になる(ほとんどないと思うけど、修行であれば二週連続とか)。

 

データ通信量

データ通信量は一長一短で、auの場合日本での契約に依存する。そのため1日あたり利用可能なデータ通信量は日本でたくさんの容量を契約しているならたくさん利用できるが、そうでないならあまり利用できない。

SIM2Flyは4GB/15日。1日あたりの使用量は使用日数次第となるが、損益分岐点である5日で考えると1日あたり800MB程度となり、十分な量となる。逆に15日まるまる使おうと思うと250MB程度とかなり心許なくなり、チャージを考えないといけない(ただしAmazonでの販売者いわくチャージは非推奨となっている、どうもタイ発行のクレカでないとチャージ不可、手数料を取って代行する業者はあるようだけど個人的には避けた方がいいと思う)。auの場合は足りなくなっても日本の携帯電話料金に合算されるので、気軽にチャージできるのもいいところ。

 

1日250MBも使う?って思うかもしれないけど、旅行中は写真をGoogle Photosにバックアップしたり、SNSにアップしたりといった使い方をしてると速攻で使い切る。まあ設定を見直しなさいと思うけど、うっかりはわりと誰にでもあるので、SIM2Flyを使う場合でもバックアップ手段としての世界データ定額もアリかなと思う。

 

 ドコモのパケットパック海外オプション

www.nttdocomo.co.jp

3/15からはドコモもau同等のサービスが開始される。ただしこちらは無料日数はないっぽい。これでドコモユーザーもわざわざレンタルルーターを借りたり、現地のSIMカードの情報を調べたりする手間が省けるようになる。条件としてはauとほとんど変わらないので、同様に話をすすめる。

 

 まとめ:ヨーロッパの対象国での長期滞在ならSIM2Flyもおすすめ

話を戻すと、これらの要因を考えた場合、auの世界データ定額(もしくはドコモの海外オプション)で済ませたほうがいい人は

  • au・ドコモの回線を持っている人
  • 滞在日数が短い人
  • au・ドコモでの契約データ通信量が大きい人

というかんじになるかな。逆にSIM2Flyは

  • au、docomoの回線を持っていない人(もしくは対象サービスを利用できない人)
  • 滞在日数が5~15日の人
  • 現地での通信があまり多くない人

 

という感じになりそう。ぼくは面倒だから全部ローミングにしようかなと思っている。長期休暇中の旅行では活躍の機会もありそうではあるけど、日本の環境をそのまま、しかも割安で持ち出せるようになってきた現在、SIMカードをわざわざ購入する意味は一般の旅行者には薄れてきたかなという印象(まあそんな一般の旅行者がこのブログを見てるとは思いませんが)。

ただ、一般にも普及してきたMVNO(格安SIM)利用者にとっては、auやドコモのサービスは利用できないため、必然的にこちらのサービスに頼ることになるのかな。

また、SIMカードは現地調達という手もあるけど、そういうことが必要なのは

  • 長期滞在
  • 1円でも安くしたい
  • 時間が余っている
  • 単純に現地SIMが欲しい
  • SIM2FlyやStarhubSIM(シンガポールのキャリア)のようなローミングSIMを調達したい

人限定の話になってきそう。


シンガポールへ行ったらStarHubのプリペイドSIMをゲットしよう(2017年版) - 平日サラリーマン休日トラベラー

Starhubについてはこちらが詳しい。

 

あとはWi-Fiルーターのレンタルもあるけど、一人での渡航であればもうルーターレンタルをする必要はあまりないかな?という印象。複数人ならまだまだルーターレンタルの需要はあるかなとおもいます。

 

 

 なお、渡航先(特にアジア)によってはアジア用を買ったほうがいいので、この話はあくまでもヨーロッパに行く場合限定。

 

 

 SIM2Flyのアジア版。アジアならこれもアリ。

StarhubのSIMについては、ぼくも買おう買おうと思いつつ面倒だったり時間無かったりで買えてない。当分アジア行く用はないし当面は世界データ定額でいいかな、というかんじ。

 

HISからもなんか出てきた

さて、この記事はもともと3月頃に予約投稿していた。なんだけど、このニュースが飛び込んできたために繰り上げて投稿せざるを得なくなった。


「H.I.Sモバイル」設立、海外旅行で1日500円の格安SIM - ケータイ Watch

 

まだ詳細がわからないものの、1日500円で通信ができる、とか。通信速度や使い勝手次第では格安SIM派もこれに乗り換えるのもアリ…なのかな。サービスが始まったら人柱になってみようと思っている。