JALが羽田ロンドン線を増便するってさ。それはともかくとして、「?」なことがいくつか。
JL41/42の就航で東京ロンドン線は週28便へ
JL41/42のダイヤは、
JL41 羽田02:45発-ロンドン・ヒースロー06:25着
JL42ロンドン・ヒースロー09:30発-羽田06:25(翌日)着
というかんじ。これに加えて羽田発着のJL43/44、BAの朝便、成田発着のBAを合わせて週28便となる。しゅごい…。
さらにこの便に限り、全旅客にサクララウンジを開放したり、キャンペーンでスーパー銭湯まで入れてくれたりするみたい(ラウンジは時間と場所限定、シャワーなし、食事も通常とは別とのこと)。
ここでいくつかの謎が。
ヒースローの枠、どうやって取ったの????
まずはこちらの記事。
スカンジナビア航空、ヒースロー発着枠を売却 保有枠は計17枠に | FlyTeam ニュース
7500万ドルで売買されるヒースローの枠!
ヒースローは慢性的に枠が足りておらず、発着枠は高額で売買されているみたい。デルタがヴァージンに出資したり、BAがBMIを吸収したのもこの辺が理由みたい。
もともとJALはヒースローの枠を結構持っていたはずだけど、これはJL401/402→JL43/44の1便を残してほとんど返しちゃってるはず(返してなければKIX線もさっさと飛ばしてたでしょう)。
さらにこちらの記事。
「成田縛り」ルールは崩壊するか。ヴァージン撤退でANAがコードシェア失い、羽田運航ができなくなる? | タビリス
ANAの羽田枠でのいざこざもあり、日本にはもう枠が振られないのでは?とも思っていたけど…これはやはりBAとのジョイントベンチャー(利益が参加社でプールされるから、JALが就航するのはBAにとってプラスになる)効果?
関西線はどうした?
ここでさらに謎なのは関西の話。KIX-LAX就航時、LHR線も検討している…との話があった。
http://www.aviationwire.jp/archives/57466
JAL、関空-ロサンゼルス待望の再開 財界はロンドン復活ラブコール
今見たら「軌道に乗れば…」的なニュアンスだった。ということはやはり厳しかったのか、それとも要望が多い深夜便をやるには国内線の本拠地である羽田の方がやりやすかったのか。
深夜なのはもしかして一応大阪からの乗り継ぎも考慮してたり…するのかな。
サクララウンジを全員に開放して大丈夫なのか
あとは上級会員の人にとって気になるのはこの話題。サクララウンジをエコノミークラス利用者にも解放するって話。ラウンジ混むんじゃないの?
JALがロンドン線でラウンジを開放する理由 | エアライン・航空機 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
「通常の利用と比べると提供される食事が異なったり、シャワールームが利用できなかったり」とのこと。また、こちらの記事では、
JAL、東京/羽田〜ロンドン線を増便 東京/羽田出発前は全乗客にサクララウンジで食事提供 - トラベルメディア「Traicy(トライシー)」
「5階部分が利用可能」ってことで(サクララウンジは4階にダイニングとシャワーあり、少し離れたところにサクララウンジスカイビューがある、5階部分はいまは飲み物と椅子しかない)、利用するところは制限され、なんというか「詰め込まれてる」感がありそう。シャワーもないし。
なおキャンペーンで平和島温泉が使えるとか。これカタール航空もやってるよね。
シャワーを浴びたいノンステータスの人はそちらに送り出してゆっくりしてもらい、そうでない人はラウンジで食事を…ってところ?
場所が制限されるということでそこまで騒がしくなることはなさそう+上級会員やビジネスクラス利用者は場所を分けるから航空会社的には問題なさそうだけど、サクララウンジしか使えない人にはイライラする施策かなぁとは思う。
さらにこの施策でラウンジを利用する人はかなりの詰め込まれ感がありそうだし、客側の目線だとどちらもよろしくないことになりそう。
まああとは実際乗ってみてどんな感じか確認したいとは思う。就航はよ!(10月末就航)。
追記:乗ってきたよ。