ホテルの上級会員で本当に超絶アップグレードはあるのか?
ちょっと話題になってたこの話。
画像と本文は関係ありません。
ホテルの上級会員とアップグレード
マリオットの上級会員で本当に超絶アップグレードされるの?ポイントでアップグレードしてるんじゃないの?
まあこんな話があるそうな。正直、アップグレードとか目当てにSPGアメックスを作るなんて人はそんなにいないんじゃないかと思っているけど、それでも期待してしまうのが人の性(さが)。まあ気持ちは分からなくない。
でもSPGアメックスで~とか書いてあるのに実はチタンエリートでした!みたいなブログもあるらしく(ぼくもみたことある、しかも本文中には書いてないの)、さすがにそれはちょっと盛りすぎなのでは?ってこと書いてるサイトもある。
で、ホテルについてはわりかし雑に扱っているぼくが、実際のところマリオット、(IHG、)アコーの上級会員として宿泊してどんなアップグレードがあったのかをまとめてみた。
なお、アップに関してはホームページ表記ではなく、客室ランクで表記している(同カテゴリのダブル→ツインのような刻み方は1ランクとしてカウントせず、スタンダードダブル→スタンダードツイン→スーペリアダブル→スーペリアツイン→ジュニアスイートであれば2ランクと考える)。そのため、過去の表記と食い違っていることがあるかも。また、マリオット→BONVOYへの名称変更時に客室名が変わっているホテルもある模様。まずはメインで使ってるマリオット。
マリオット上級会員としてのアップグレード
マリオットのステータスはUA経由でとった。
旧マリオットゴールド(現在のゴールドとプラチナの中間相当)でのアップグレード
- 修善寺 スーペリアルームツイン→温泉付きツイン(1ランク)
- ルネッサンスバルセロナフィラ デラックス→スーペリア(1ランク)
- ACホテル パラシオ グラナダ スタンダード→スーペリア(1ランク)
- ACシウダードデ トレド ゲストルーム→テラス付きスーペリア(2ランク、最上位客室)
- ACカールトンマドリード スタンダード→スーペリア(1ランク)
旧プラチナプレミア・現チタンでのアップグレード
- 神戸ベイシェラトン クラブダブル→クラブプレミアキング(3ランク)
- テレグラフ(タリン) スタンダード→スーペリアジュニアスイート(4ランク)
- ウェスティングランドミュンヘン デラックス→クラブデラックス(2ランク)
- ロイヤルオーキッドシェラトン(バンコク) デラックス→クラブデラックス(2ランク)
- 修善寺 スーペリアルームツイン→温泉付きツイン(1ランク)
- コートヤードサンクトペテルブルク デラックス→スイート(3ランク、最上位客室)
- ウェスティン大阪 デラックス→コーナースイート(3ランク)
- ウェスティン京都 スーペリア→デラックス(1ランク)
- ウェスティン東京 デラックスシティービュー→エグゼクティブ(2ランク)
- シェラトン沖縄サンマリーナ →サウスタワーマリーナキング(5ランク)
- ルネッサンスオキナワ 低層階ツイン→高層階ツイン(1ランク)
- 横浜ベイシェラトン スタンダードダブル→スタンダードツイン(同ランク)
- フォーポイントミラノ クラシック→スイート(4ランク、最上位客室)
- ダニエリ プレミアムデラックス→エグゼクティブスイート(6ランク)
- ACベネチア アップなし
- エクセルシオールガリア(ミラノ) プレミアム→エクセルシオール(2ランク)
とまあ思い出せる限りこんなかんじ。上級会員になる前の履歴とモクシーについてはそもそもアップグレードがないこと前提なので省いた。
こうしてみると、旧制度ゴールドのときはだいたい1ランク、現チタンでは基本は最低2ランクって感じになるのかな、という印象。
こうしてみると特に欧州での気前が良いアップグレードが多いかな?普通にスイートもくれるし、CYや4Pは最上位客室ももらっている。
日本国内は大阪と沖縄のサンマリーナが飛びぬけて良い以外は全体的に渋い。修善寺でゴールドなのに露天もらってるのとか本当かyゲフンゲフン
で、あとの傾向としては宿泊回数が増えるほどアップグレードが増えるかな?と期待してちょっと回帰分析してみたりしたんだけど、その傾向はなかったりとか、まあ規則性はないかなという印象。
アコーゴールドとしてのアップグレード
アコーはイビスビジネスカードで買っているだけのアコーゴールド。アコーゴールドは本来1ランクアップのアップグレード資格がある。
また、アコーではイビスは基本的にアップグレード自体がない(規約的にないことになってる)。
- イビスルーアン なし(上位グレード自体なし)
- メルキュールCDGエアポート&コンベンション なし
- メルキュールデュッセルドルフ クラシック→スタンダード(1ランク)
- メルキュールヴィースバーデン スタンダード→プリヴィレッジキング(1ランク、最上位客室)
- メルキュール沖縄那覇 スタンダード→デラックス (2ランク、最上位客室)
- メルキュール横須賀 なし
- ロイヤルホイアンMギャラリー デラックス→デラックス客室 (2ランク、翻訳がおかしいけどグレードは別)
- イビスサイゴンエアポート スタンダード→スタジオ (2ランク、最上位客室)
- プルマンリガ スーペリア→スタンダード(1ランク)
- イビススタイルズ大阪難波 なし
とまあこんなかんじ。金で買えるステータス(しかも1万くらい)としては良好。アコーはホテル自体が安いので、ポイントの使い道が見いだせない人はアコーを使ってみるのもいいんじゃないかな。日本人の上級会員は少ないみたいで結構大事にしてくれる印象。
どうでもいいけど、デュッセルドルフのホテル、今回改めて調べてみたらアップグレードされてた。言ってくれないと気付かない…。
ベトナムの2件はずいぶん気前がいい気がする。また、那覇に関しては中国人だらけだったので、個人客は大事にしてくれているのかもしれない(ただでさえ値崩れしてるし)。まあ評価できるほど泊まってないけど、この辺は上級会員の人数によるものが大きいのかも。
エントリー~中級グレードの利用が多いのでアレなんだけど、コスパとしてはやっぱり強い。
IHG
IHGのステータスとしてはいまあるのはプラチナアンバサダー。これはインターコンチネンタルでは1ランクアップグレードが確約なので、今回の話には向かないため除外。なおこちらのステータスもお金で買えるよ。
超絶アップグレードなんてなかなかないので、ホテルのアップグレードは期待をせず待ちましょう
とまあこんなかんじ。思ったよりアップグレードされているんだな、という印象。特にダニエリとか6段階ってそもそもグレード多すぎでは感があるけど、まあスイートくれるのは素直にうれしい(自分じゃ絶対取れないし)。個人的な印象としてはマリオットは欧州ではガッツリアップグレード、日本では控えめ。アコーは基本的にちょっとしか上げないけど、それでも規約以上に頑張ってくれてる感じがある。
また、旧ゴールドでは1ランク程度のアップグレードだったマリオット。現ゴールドは今より格が低いわけで、やっぱりSPGアメックスで超絶アップグレード!なんてのは難しいんじゃないかなというのは言える。チタンエリートですらアップグレードされないことはあるわけで、アップグレード目当てに上級会員を金で買うのはあんまりお勧めできなそう。
これらのことから、超絶アップグレードはたまにあるけど、ゴールドごときじゃされないよ!ってのが正直なところかなと思う。
上を見ればキリがないしね。