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E353系はJR東日本中央線特急「あずさ」の新型車両
E353系はJR東日本の車両で、中央線特急「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」に充当される車両。新型車両で運用開始は2017年12月。
E351系(E351系はぬめっとしたやつ、カクカクしたのはE257系でこれはまだ当分運用される)の置き換え用にやってきたやつ。
フルアクティブサスペンション搭載で乗り心地が改善…したらしい。また車体傾斜式車両で、カーブでの減速を最小限にして走行することが可能。
まあ利用者には乗り心地の面以外あんま関係ないっすね(新車が入ると副次的な効果として他の臨時快速あたりの車両が良くなったりすることはあるけど)。
普通車車内
普通席は2-2のシートアブレスト(座席配置)、960mm(37.8インチ)のシートピッチ。シートピッチ的には国際線プレミアムエコノミーよりちょっと狭いくらい、国内線クラスJと同等(まあ座席下に足を入れること前提の航空機とそうでない鉄道で比較する意味はあまりないかも)。
これでもE351系より狭くなったらしいけど、座席下のボックス部分が空洞になったおかげであまり窮屈な感じはしない。前後に関しては窮屈な感じはゼロ。また、座席幅に関しては旧型E351系よりだいぶ広くなった感じがしてとてもいい。
荷物棚あり。
シートピッチは十分。また、座席の形状が良いのか座りやすく横幅も広い感じがする。ちなみにJR東の特急でよくある「座面スライド機構」は省略されている(存在意義がよくわからない機能だったしまあ当然)。
シートスペックには現れない座り心地としてはかなり上等。座席形状が良いほか、枕が可動式で「ちゃんとすわり心地にも配慮してますよ」感が(実際どうなのかは別として)わかりやすく出ていてよい。特急のシートに関してはJR東は本当に素晴らしい(通勤電車の座席も利用者の声聞いてるっぽいしこの辺はうまいですね)。
客室内の雰囲気としては色々な要素を入れているらしいけど、ハイシーズンの中央線特急はぎっちぎちに全席埋まるのでやはり奴隷船感は拭えないかな、という印象。それでもE351系よりだいぶ良くなった。
また、乗り心地は確かに改善されていて、これはE257系(かいじ、はまかいじ、ちばかいじ、房総特急に充当されている車両)と比べてもずっと良い。さらに騒音が軽減されたため、乗車中の不快感はだいぶ減った。すわり心地の向上と合わせてこれはいい車両ですね。
なおグリーン車もシートアブレストは2-2。1160mm(45.6インチ)のシートピッチで、こちらは国際線ビジネス~国際線プレミアムエコノミーくらいのかんじ。
まとめ:在来線特急としては快適でよい列車。皆様も中央線特急でおでかけしよう
というわけで、東京近辺の事情を考えれば充分頑張っている車両。
荷物置き場がある車両もあるので(全車両にあるのかは確認してない)、中央本線独特の登山客への対応もされており、いいかんじですね。中央本線沿線は富士山(この列車で行くことはないけど)、日本アルプスの山々に高原リゾート、さらに白州蒸留所と名所もいろいろあるので、ぜひこのE353系で旅行してみてはいかが?