kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

HISモバイルの海外向け貼り付ける「変なSIM」を実際に使ってみようとしたら使えなかった(トラブル等)&docomoのパケットパック海外オプションとの比較

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変なSIMを早速現地で使っ…使えなかった。日本国内でもトラブルがあった。

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HISモバイルの「変なSIM」、海外用貼り付けるSIMを使って…みようと思ったけど使えなかった
 


HISモバイルの変なSIMを早速使ってみたって記事を書こうと思ったけど、使えなかった(その話は記事後半で)。変なSIMは貼り付けるタイプのSIM(今使ってるSIMの上に被さるかんじ)と通常タイプの選択式で、貼り付けるタイプなら普段利用しているSIMと「SIMの抜き差しなしで」共用できる。

その他の特徴としては

  • 1日500円(200MB)で海外でのローミング通信可能
  • アプリから課金のため煩わしさなし
  • 盗難による賠償の心配なし(もちろん自分のスマホがなくなればその分は被害を受ける)
  • 上から貼り付けるため格安SIMと共存可能

 というかんじ。SIM自体は期間限定で1980円→990円(2018年9月30日まで)。SIMロック解除orSIMフリー機であることが必要なほか、ぼくの環境では使えないスマホが存在したため相性がある可能性アリ(海外版Galaxy Note8では認識しなかった)。なので海外渡航を控えていて、このSIMの利用を検討している方は早めの準備をお勧めするよ。

 

 

 

セットアップ等 

以前の記事でも書いたけど、一応。
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実際の製品には親切丁寧な取り扱い説明書が付いていた。これにそっていけば間違いはないんだけど、1点だけ。貼り付けるタイプのSIMを台紙から剥がすときは要注意。ぼくは失敗して強引にはがす羽目になりました。

 まあ、取説しっかり読めば大丈夫。

 


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貼り付けるとこんなかんじ。注意としては、SIMに貼り付けるという性質上、SIMトレイをスマートフォンに差し込むときに引っかかりやすくなる。

無理に差し込むことはせずにキツければヤスリ掛けをすることを検討するべきかと思う。

 

当たり前なんだけど、SIMロック解除された状態orSIMフリーであることが必要。

また、相性問題もありました。詳しくは↓の記事。

 

 

kinako-yuta.hatenablog.jp

 

で、アプリで決済…なんだけど、ここでもまたハマった。購入しようとしたら「プランが購入できない状態です。」のメッセージが出て何も出来なくなった。というわけでサポートにお電話。→1日用のプランを購入しようとしたら売り切れで買えなかったというゴミデータが残っていたため、うまく購入できない、ということだとか。まあこの辺はアプリのアップデート等でなんとかなるでしょう、たぶん。

 

プランの販売数制限あり

 また、プランは1日分から購入できるものの、「数に限りがある」模様。どういう理屈かはわからないけど、現地の通信事業者との契約的な話なのかな?

…まあ、利用者にとっては「確実に使えるとは限らない」という大変使いにくい仕様。プランの有効期間は3ヶ月なので、絶対に変なSIMを使わなければならないような状況では「さっさと先のプランを購入してしまう」もしくは直前であれば「実際に居るより長い日数」(その分割高になる)を購入するしかなさそう。

この辺はキャリア側のデータの蓄積(国ごとの利用状況等)が進めば改善するとは思うけど…改善するよね?

 

 

また、同じ国の複数プランを同時に購入することは出来ないのも使いにくく、つまり一度に購入できるのは7日までで、それ以上は適宜現地での追加購入で対応することになると思う。基本短期で旅行する人向けですね。

また、国境またぎがあるような旅程の場合も使いにくく、弾丸旅行には向かない。

まあ、なんというか普通の旅行者が1週間程度の休暇で一つの国をまわるor海外出張者が使うみたいなイメージなのかな。

 

接続ができなかった

で、実際に現地で変なSIMに切り替えて、プランを適用して…と操作したものの、いつまでたっても繋がらず。サポートにかけるにしても日本までの通話料等を考えると大赤字になるわけで…あきらめた。このへん相性があるようで、ライターの人も接続ができなかったそうな。


ASCII.jp:SIM交換不要の貼るタイプ「変なSIM」をXperia XZ Premiumで使ってみた|Xperia XZ Premiumロングランレポート

うーむ。

 

ちゃんとつながった場合、キャリアのローミングと比較してどうか

 

ドコモのパケットパック海外オプションは980円、ただしキャンペーンで月に1回はポイントで同額分がバックされる(auも同様)。月一回の渡航の場合はこの分は差し引いて考える必要がある。つまり、48時間まではドコモの方が安く、それ以上であれば変なSIMの方が安い、ということに。

 

また初期費用等を考えるとドコモのSIMに変なSIMを貼り付けるのは通信費の圧縮にはつながらない可能性があるということになる。

 

 

使うならやはり格安SIM利用者やビジネス渡航の長期滞在者(都度手続き必要で煩雑だけど)ということになるのかな?

 

まとめ:とりあえずちゃんと接続できるようになるまで様子見をお勧めします

 

ぼくの場合は1日はパケットパック海外オプション、それ以降は変なSIMというおいしいとこどりを考えていた。こんなことができるのも「差し替える必要がない貼り付けるタイプ」のSIMならではなので、海外渡航を考えてる方はとりあえずキャンペーン期間中にポチっておいてもいいのかな…(現状だとお勧めするには不安定だけどそのうち安定すると踏んで買っちゃうのもいいかなと)。とりあえず、ちゃんと現地で接続できるようになると良いんだけど…。現状だとちょっとおすすめしにくい。

また、日本でのプラン購入時のトラブルや、現地での接続トラブル、そもそもの相性問題等ハードルは高め。バックアップとしてのキャリア回線はやはり手放せないなと思った。

 

 

kinako-yuta.hatenablog.jp

SIM2Flyはバルト三国が非対応なのと、ヨーロッパではいまいちお得感がないのがだめですね。

kinako-yuta.hatenablog.jp

 まあ多くの人はキャリアのサービスで事足りると思います。

 

 

追記:日本国内で使えなかった(SIM自体読み取り不可)のは国際版Galaxy Note8、現地(エストニア)で使えなかった(電波は掴むけど接続できない)のはHW-01K。うーむ。