GalaxyNote10+の記事第二弾。
↑のつづき。
Galaxy Note10+のカメラを探る
Galaxy Note10+は韓国・サムスン電子製のスマートフォン。日本だとドコモ・auから発売されている。
スペック的には
- RAM12GB/ROM256GB microSDXC対応
- シングルSIM
- 寸法:約162×77×7.9mm(最薄部)
- 重量:約197g
- Snapdragon855 オクタコア
- 画面解像度QuadHD+
- 6.8インチ有機EL
- VoLTE対応
- 防水防塵(IPX5/IPX8/IP6X)
- バッテリー4300mAh
- USB-C、PD充電対応
- 置くだけ充電対応
- おサイフケータイ対応
- ワンセグ/フルセグ非対応
- イヤホンジャックなし
というかんじ。今回はカメラに絞った話。ただ、ぼくが基本的に「このブログ用に購入した」製品であるので、ブログを更新する上で便利かどうか?という視点が多くなりがち。
今回は当ブログの通常営業的なかんじの「週末の海外旅行」でどうだったか?という形(せっかくなので、本場韓国で撮影してきた)。
なお、他の評価としてはカメラ評価サイトDxO Markでは最高評価を出している、とか。でもこのサイト最近はあてにならないしね…。
焦点距離・機能が異なる4つのリアカメラ
カメラはリア側にトリプルカメラ(超広角、広角、望遠)と深度測定をするToFカメラ、フロントカメラを搭載。
つまり、リアカメラは3つの画角をそれぞれ利用できるってことになる。
それぞれのスペックとしては
- 超広角カメラ:1600万画素 視野角123度(35mm判換算11mm程度)F2.2
- 広角カメラ:1200万画素 OIS 視野角77度(35mm判換算27mm程度)F1.5/F2.4
- 望遠カメラ:1200万画素 OIS 視野角45度(35mm判換算50mm程度)F2.1
- インカメラ:1000万画素 F2.2
というかんじ。
※OIS=光学式手振れ補正 すべてのカメラが電子式手振れ補正対応
画角の違いをGalaxy Note8と比較する
今回の目玉機能の一つである超広角カメラを試してみた。超広角カメラの用途としては、このブログ的には室内での撮影がある。
より広角で撮影ができる=部屋を紹介しやすくなる、のでホテルレビューには活かせそう。
10Plusの超広角。
Note8の広角。部屋を撮るには超広角は便利ですね(この部屋だと違いがわかりにくいけど…)。
望遠側が少し物足りない
Galaxy Note10+の望遠カメラは35mm換算では50mm程度。広角カメラからは光学2倍相当のズームができる、ということになる。
HUAWEIのP20Proでは80mm程度(3倍相当)だったので、これがちょっと物足りない感はある。
これは拡大したときのディティールに直結する問題なので、もともと望遠側をメインに使っていた人にはファーウェイ機の方が使いやすいと思われる(ぼくは用途的に広角の方が重要なので問題なし)。
使い回しだけど、超広角。
広角。これでも十分広いけど、比べると…。
望遠。
RAW撮影も可能、こだわれるカメラ
高級機では当たり前の機能となっているRAW出力に対応している。とは言っても、RAWで撮影するとファイルサイズが大きくて…ということになりがち。Note10+はmicroSD対応なので、そこを解決できるのがうれしいところ。
まあ、携帯電話のカメラなんで、画質にこだわるならちゃんとしたカメラを買った方がいいかとは思うけど、画質を劣化させずにいじくることができるのは必要な人には必要な機能ではある。
HDR機能
スマホカメラやコンデジではついているのが当たり前になったHDR機能も搭載。標準では必要なときに適用になっている。
正直、HDRは好みが分かれる画像を吐き出すので、苦手な人は切っておいた方がいい。ただ、ぼくが利用してみた限りは違和感がある画像を吐いてきたことは今のところない。
夜間撮影
スマホカメラの最大の鬼門が夜間の撮影。だいたい明るく写そうとして失敗する。
で、Galaxy Note10Plusはというと…かなりいいかんじ。オートでとっても自動で夜景を認識してくれる。
普通に撮影。ちょっと明るすぎる気はする。
夜景モード。ちょっとマシかな。
露出を弄って-2.0EVにした状態。目で見たかんじとしてはこれがちょうど良い。
旅行者にはある意味重要、無音モード(アプリ)で無音カメラ撮影
日本国内で販売されている端末はカメラやスクリーンショット利用時に音が鳴るようになっている(スクリーンショットは機種による、ドコモ版はスクショは無音)。
これは無音モードというアプリで解決できる(P20Proではうまくいかなかった)。
いや、盗撮防止のためって建前はわからなくはないけど、無音撮影できるカメラとかその辺にあるんだし、意味なくないですか????と
いつも思っている。何とかならないんでしょうか。
地味に良い、設定を保持してくれる機能
スマホのカメラでありがちなのが、設定をホールドできないこと。Galaxy Note10Plusでは以前の設定をそのままにしておけるオプションがある。
こんな感じ。
まとめ:万人受けする、便利に使えるカメラ
というわけで、このブログでは画質面の話ができない(画像は強制的に圧縮がかかる)ため、使い勝手に終始した話になってしまった。
画質面ではフラッグシップ機なだけあって、まあ十分。こだわるならRAWを利用できるのもGood(使うかどうかはともかく、選択肢として用意されていることが重要)。
普通に撮影して普通に出来がいい画像が出てくるので、不満はないかな。カメラ重視で買っても望遠以外は不満は特にでないと思う。
iPhone11Proでは120度の画角であるところを123度まで利用できたり、iPhoneにはないTOFカメラがついていたりとなかなか攻めた構成でいいと思います。カメラ面でライバルになるのはやはりファーウェイなんだけど、あちらはアメリカとのもめごとがあるから買いにくくなってしまったからね…。
地味にすごいのが絞りが可変だったりするところとか。
個人的には望遠や絞りはもっと派手に変えられると面白いのにな(たとえば90mmとか、F1.5とF3.2とか)と思わなくはないけど、普通に使うならまあこんなもんなのかな。