kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

都内タクシーでの遠回り体験。コミケや催事、イベント等でタクシーを利用する人は注意

にほんブログ村 小遣いブログ JALマイル・JGC修行へ

都内のタクシーで遠回りされたはなし。

 

 

 

 コミケからの移動で遠回りされた。催事時のビックサイトからの利用は注意

都内のタクシーで遠回りされました。経緯としては以下のようなかんじ。

 

コミケ会場であるビックサイトから6人で田町へ向かうことに。

6人なので2台に分乗。

 ↓

我々の乗ったタクシーは銀座方面を回って田町へ、先行したタクシーはレインボーブリッジ経由で田町へ。

 ↓

所要時間は10分こちらの方が遅く、値段も1000円以上高いという状況(2~3km遠回りな模様)。ここで同乗の友人(仮に酒さんとしておきます)がヒートアップ。

 
f:id:kinako_yuta:20180117212634j:image

ルート的にはこんな感じ。青が正解、赤が我々のルート。見てわかるとおりの大回り。我々が晴海通りに入ったことに気付いたのは新橋手前あたり。

 

まずは助手席のネームプレートを撮影し、なぜ遠回りしたのか?と質問

タクシー運転手は狼狽した様子で「すみません、端数は結構です…」(それでも高いけど)

これを受け取らず、まずタクシー会社に電話、謝罪と今後の対応を約束させる

翌日タクシー会社から入電。しかし本人からの謝罪なし。酒さん、タクシーセンターに通報

 

 

 さて、こういう場合どうすればいいんでしょ。

 

おかしいな?と思ったら。ナンバープレート、助手席のネームプレートを撮影しよう

 

「これもしかして遠回り?」と感じた場合は、助手席のネームプレートを撮影しておこう。女性の場合は隠し撮りの方が身の安全のためにはいいかもしれない。どちらにせよ運転手への牽制ができる。また、通報時ここにある情報、車体番号が必要になる(この車両の場合、ネームプレートに書かれていた)。

※:書き忘れてたけど領収書ももらいましょう

 

実際に大回りであった場合、タクシーセンターへ通報

 実際に大回りだったり、対応に問題があった場合はタクシーセンターへの通報が効果的。というのも会社に通報ではなあなあになる可能性が高いため。あとの人のためにもそのときだけの問題で済ませずに対処するほうが良いとおもいます。

www.taxisite.com

タクシー料金の概算を出してくれるサイト。ここでまずお値段を調べて、おかしくないか確認するといい。ただ、その日「橋が通行止めで大回りをせざるを得ない」「乗った車両は高さがありガードをくぐれない」といったことも考えられる点は注意。

 

苦情はどこに言えばいいのか?→各タクシーセンター、もしくは国土交通省運輸局

え?国土交通省って大げさじゃない?と思うかもしれないけど、国民生活センターのページをどうぞ。


http://www.kokusen.go.jp/t_box/t_box-faq_ichiran.html
http://www.kokusen.go.jp/t_box/t_box-faq_ichiran.html

ここでタクシーの苦情はどうすればいいか書いてあった。


f:id:kinako_yuta:20180118103519j:image

いきなり運輸局でいいんすね。

乗客に対してぼったくったり、接客態度が悪いタクシーは公道での運転マナーもよろしくないことが多い。自分の身を守るためにも 遠慮しない方がいいと思う。

また、そこまで大事にしたくない場合でもタクシーセンターはきっちり調査をしてくれるようなので、こちらに相談→ダメなら運輸局、というのでもいいのかな。

 

 

酒さんへのタクシーセンターからの経緯の報告

さて、今回の件については後日タクシーセンターから酒さんへ経緯説明があった。

曰わく

  • こちら(酒さん)の言い分はすべて正しい
  • 原因はドライバーの思い込みによるもの(?)
  • ルートをきちんと確認せずに走ったのも問題であった
  • ドライバー本人、会社には直接タクシーセンターに呼び出し、厳しく指導した

とのこと。また、こちらからは質問を2点投げた。

 

何故カーナビを使わないのか?

→カーナビは本来補助資料である。カーナビのルートが最短とは限らないため、乗客からの使用許諾を受けてから使用するもので、今回はそれも含めて確認するべきだった

 

金銭面は?

→タクシーセンターでは回答できないので、事業者と直接やりとりしてください

 

で、件のタクシー会社から電話。

乗車時の料金は振込(この際謝罪なし)。で、これで終了。

 

ぼくの友人(酒さん)が感じたこと

友人の所感としては以下の通り。

  • ドライバーにはふんだくる意図は無かったのかもしれないが、遠回りされたのは事実
  • このタクシー会社は新木場の会社なのにもかかわらず、晴海通り経由のルート(赤のルート)しか頭に無かったのは不思議だし理解ができない
  • 会社のクレーム対応が雑。当初から返済の話はなく、タクシーセンターから指導された後に返金対応となった。また最後の電話の際には謝罪なし。
  • タクシー会社からの途中の経過説明においても、決定権がないと思われる人間が電話をしてきており、ちょっと…
  • タクシーセンターは誠意ある対応で、落としどころとしてもいいところだと感じた
  • やはりクレームは会社ではなく上部組織や行政にするべき

 

とのコメントをいただいた。

 

本当に意図的でなかったのかは今となっては分からないが、意図的にされることもあると考えて行動しよう

 

さて、タクシーセンターからの回答では「意図的でない」ということになるようだけど…とはいえ新木場の会社が土地勘がないわけがないし(土地勘ないならカーナビ利用を検討するべき)、会社の対応としてもちょっと話を聞く限りは首をひねるかんじだし、故意であることを疑われるのも仕方ないんじゃないかね。まあ新人ならわかるけど…(それにしても勉強はするべき)。

 

どちらにせよ今回我々が狙われた?というか喰らってしまったのは

  • 催事が行われている東京ビックサイトからの利用(東京の土地勘がない地方出身と思われた?)
  • オタク的イベントであるコミックマーケット中(オタクは何も言わないというイメージ)

この二点が原因かなと思われる。

 

ところが実際には

  • 比較対象となるもう一台が先行していた
  • 3人のうち一人は都心勤務
  • タクシーに対する苦情窓口を知っている

という、めんどくさいグループだったのだ。

 

 

まとめ:タクシー利用も十分に気をつけよう

というわけで、日本のタクシーといえど安心できないんだなということが今回よくわかった。

皆様におかれましては、

  • 上記のようなサイトを熟読しておく
  • おかしいと感じたらネームプレート撮影
  • 実際におかしければタクシーセンター、行政への通報

これらを心がければいいかなとおもいます。

 

 

kinako-yuta.hatenablog.jp

 ちなみにUBERでぼられた話も書いたけど、こちらは海外のお話。

UBERの評価システムみたいなの、日本のタクシーでもやってくれたらいいのにね。もちろん客も評価されるかんじで。

 

 

追記:結局タクシーって信用できない乗り物なのか

直接、または間接的に反応下さった皆様ありがとうございます(Twitterでの反応もいくつか読みました)。記事に肯定的な意見としては

「同じような目にあった」「気をつけよう」、

否定的な意見としては

「ルート指定は自分でしないと」「リスク管理ができていない」「気付いた時点で先に指摘するべき」

 

といったものが見受けられました。…これらに共通しているのは、「タクシーは間違えるor悪意を持ってこういったことをする可能性がある」「こちらが指摘しないと訂正しないのは当たり前」という前提が共通認識として存在するということ。…これ、結局は皆さん「タクシーは信用できない乗り物」であると認識してしまっているということになる。もちろんそうではない運転手もたくさんいるとは思うけど…。

 

ルートや支払いに関してはJapan Taxi(今は全国タクシーかな?)アプリを使用すれば解決するものの、催事のときにはこれで配車は難しいのが現状(そもそも配車料金が別にかかる問題もある)。結局は一人一人が気をつけるしかない乗り物である、ということになるのかな。うーむ…。

 

とにかく言えるのは、とにかく「客に確認」してくれればいいんですよ。その時点でこちらが選ぶわけで(場合によっては降車もありえるので、やりたくないんだろうけど)。カーナビであれば、最善でないにしても通行止めや渋滞情報はある程度わかるので、ルート選択の理由付けにもなるわけです。運転手が勝手に判断したのであれば、その責任は当然運転手が持つことになる。客が選べばその責任は客が持つ、ただそれだけの話。確認したからといって酒さんが納得しないのでは?という意見もあったけど、そこは納得しますし、我々が納得しているならそれでいい、ということになるでしょう。また、確認して納得しないような客であればそもそも何しても無駄では…とはいっても、説明したという事実は残る。内部的なことはわからないけど、この場合流石にタクシーセンターもペナルティは下さないと思うがいかがでしょう。

 

さらに追記

契約云々を持ち出してきた方がいたため、気になって調べました。

 


旅客運送契約 -タクシーが遠回り。差額は返してもらえるか? | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

まずはプレジデントのこちらの記事。

運転手は、最も早く到着するであろう合理的なルートを選び、安全に乗客を運ぶ債務を負う。

まあ、ごく当たり前な話ではある。

タクシー会社は、国土交通省から許可を受け、旅客運送業務により利益をあげる目的で業務を行っている以上、大きな責任も負うべきだというのが、民法における基本的な発想である。この考え方を「報償責任の法理」という。

だそうです。許認可絡む事業はまあこうなるよね。

 


タクシーに乗ったら「遠回り」された! 「運賃」は全額払わないといけないのか? - 弁護士ドットコム

他のサイトでも同様だった。

 

あと約款を確認。

 
運送約款 - 東京無線協同組合

(今回の件は東京無線ではありませんが、約款はだいたい各社共通。念のため)

 

これによれば

(旅客に対する責任)

第7条 当社は、当社の自動車の運行によって、旅客の生命又は身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償する責に任じます ただし、当社及び当社の係員が自動車の運行に関し注意を怠らなかったこと、当該旅客又は当社の係員以外の第三者に故意又は過失のあったこと並びに自動車に構造上の欠陥又は機能の障害がなかったことを証明したときは、この限りでありません。

2 前項の場合において、当社の旅客に対する責任は、旅客の乗車のときに始まり、下車をもって終ります。

第8条 当社は、前条(注:この場合安全について)によるほか、その運送に関し旅客が受けた損害を賠償する責に任じます。ただし、当社及び当社の係員が運送に関し注意を怠らなかったことを証明したときは、この限りではありません

第9条 当社は、天災その他当社の責に帰することができない事由により、輸送の安全の確保のため一時的に運行中止その他の措置をしたときは、これによって旅客が受けた損害を賠償する責に任じません。

(旅客の責任)第10条 当社は、旅客の故意若しくは過失により又は旅客が法令若しくはこの運送約款の規定を守らないことにより当社が損害を受けたときは、その旅客に対し、その損害の賠償を求めます。

 

と書かれています。

その運送に関し旅客が受けた損害を賠償する責に任じます。ただし、当社及び当社の係員が運送に関し注意を怠らなかったことを証明したときは、この限りではありません

これを普通に解釈すれば遠回りや間違った場所に降ろすといった行為も含まれると思う。ここでやはり重要なのは「当社及び当社の係員が運送に関し注意を怠らなかったことを証明したときは、この限りではありません」という一文。この注意を怠らなかったというのは、乗客に対してルートの説明、選択について情報を与えて初めて成立するとおもいます。

 

再三言ってますが、とにかく確認してくれれば互いに幸せなんですよ。

 

さらに追記:対応に疲れたため※、コメントをはてなユーザー限定にしました。

この対応は全記事になりますので、記事に対する間違いの指摘、感想等はTwitterの方へお願いいたします(はてなユーザーの方はコメントでも大丈夫です、対応いたします)。

 

今回の対応は正当なクレームだと考えているけど(酒さんは紳士的に、言葉を選んで対応しています)、モンスタークレーマー扱いされてなんだかなぁと思っている。仕事ってそんなに雑でいいんだっけ?というか契約ってそんなに軽いもの?ちょっと理解の範疇を越えている。

 

土地勘がある人で時間が無い人はまあ…ルート指定でいいのかなとは思うけど、土地勘無い人はどうすれば?ってなるとまあ地図見ながら遠回りかどうか確認するしか…ただその間何も作業等ができないので、乗り物としての価値が低くなるということに。

まあみんなやりたいようにやればいいんじゃないかな!!!()