JAL SMART AIRPORTってのを進めるそうな。
JAL SMART AIRPORT(国内基幹空港の改良と羽田JGCカウンターリニューアル)
スマートエアポートコンセプトってことで、2020年までに羽田空港第1ターミナルがまず改良される。
その後基幹空港(新千歳・伊丹・福岡・那覇)でも2021年までにリニューアルされるそうな。
やる内容としては
- デザインの刷新
- スタッフがモバイル端末を持ってどこでも手続きをできるようにする
- 手荷物預けに自動手荷物預け機(Self Baggage Drop)を導入
- 新型チェックイン機・新型改札機の導入
- 羽田のJGCカウンターリニューアル
だそうで。
デザインとかは正直、今のままでも十分わかりやすいとは思うんだけど…。
自動手荷物預け機はANAに追随する形。
公式ページより。
客を他社で慣らしてから自社に入れる、的な意図でしょうか(当初は全自動だとかえって時間がかかるから、という理由で預け入れは人の手による方式を導入していた)。
確かに、アレは慣れてないと時間はかかるからある意味賢いのかもしれない(世界で初めて導入されたのは確かKLMで、当時ぼくはスキポールで実際に利用したけど、手間取ってる人が多かった)。
自動チェックイン機。島型になるようで。
新型改札機は読み取り精度の向上を目的にしたもの。改札で詰まることがなくなるといいですね。
JGCカウンター改良(羽田空港)
で、目玉として羽田のJGCカウンターが個室化・保安検査場一体型のカウンターになるそうな。
これですね。
これ、早い話がFカウンター・DP専用検査場と同じつくりになるってことだとおもいます(入ってすぐカウンターがあって、その奥に保安検査があるつくり)。
現状のつくりだとJGCエントランスを覗く→混んでいれば一般保安検査って動きができるけど、これが難しくなるのでちょっと微妙になりそう。保安検査レーンを増やすなりなんなりするんでしょうか。
北ウイングは2019年12月、南ウイングは2020年2月完成予定。
地方空港は…やるんかな?今回のプレスリリースを読む限りは羽田だけっぽいけど。
羽田の改良工事
JALのカウンターリニューアルに伴い9/1より羽田空港では改装工事が始まる予定。
これはターミナルビルの方の改良工事と併せて行われる感じになるのかな(到着口内装変更、到着動線整理、バス待合スペース整備等)。
羽田のT1はT2と比べると動線等は優れているけど、サービスレベルの均衡化のために改良工事が進められているので、それと合わせた動きだとおもいます。
ついでに書いておくと羽田T2は国際線対応工事が進んでいる。
どの程度のANA便が移るのかはわからないけど、かなりカオスなことになりそうな予感。
プレスリリースにちょいちょい気になることが…
新型改札機は読み取り精度の向上を目的にしたものみたいだけど、プレスリリースを見ると気になる一文が。
「高度な人間検知技術」
これ、どういう意味なんだろうか。実証実験をしているような、顔認証で改札通過みたいなこともそのうちできるようになるのかもしれない。
大混雑の成田空港、「顔パス搭乗」は救世主か | IT・電機・半導体・部品 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
こういうの。
色々厳格にできそうではあるので(不正搭乗の防止とか)、情報を追っていきたいところ。
…改札通過の検知能力が上がるとかそんな程度な気もするけど。
もう一点。JAL SMART AIRPORTの5つのコンセプトを見てみると…
・「旅全体」へのサポートがあること
というのがある。これはどういうことなんだろうか。
というのも、スタッフがどこでも~とか手荷物預けとか、現状明かされている計画では明らかに「旅全体」とは言い難い。
どちらかというと次の旅行を計画させるとか、あとは現地のレンタカーやホテルを予約できるようにするとか、そういう方向のニュアンスだと思うんだけど…。
なんか、新しいサービスを計画してそうな雰囲気。
まあこんなところでしょうか。