kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

クアラルンプール発券でクアラルンプールに滞在せず他の都市を観光する方法

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クアラルンプール、何度も行くと飽きません?ということで。

 

え?いきなり何言ってんだ?クアラルンプール発券ってなんだ???って人はこの記事は読まなくて大丈夫。各所のブログでお勧めされているクアラルンプール発券を始めたはいいものの、クアラルンプールはもう飽きたorそもそもクアラルンプールがつまらなすぎる…なんて人向けの話。JALの話を書いてるけど、ANAも基本的に同じだとおもいます。

 

 


そもそもクアラルンプール発券とは?

 

クアラルンプール発券は海外発券の一種で、クアラルンプール発の航空券を買うもの。普通は日本発で買って、日本から往復して旅行するのが普通だけど、クアラルンプールからの往復として航空券を手配して旅行するもの。これにはいくつかの方法があって、簡単に解説すると

航空券J-1(日本発)
東京-クアラルンプール
航空券J-2
クアラルンプール-東京

航空券M-1(マレーシア発)
クアラルンプール-東京
航空券M-2
東京-クアラルンプール
この二つの航空券を買って、

J-1
M-1
M-2
J-2
と使う方法や、

M-1,M-2だけ購入し東京からクアラルンプールまでを特典航空券の片道で利用(JAL、BA等の片道発券が可能なキャリア利用)、そのままクアラルンプール東京の往復を繰り返す方法、これらに派生して日本国内線を付けて国内旅行も格安で行ってしまう方法、またクアラルンプール滞在中に別の航空券を購入して、クアラルンプールから周辺国へ向かうなんて使い方もできる。

 

なんでこんな回りくどいことをするのかというのは、海外発券特有の
・航空券の有効期間が長い
・予約クラスが高い
・航空券自体の制限が緩く、日程変更も可能

 

というのに合わせて、クアラルンプール発券の最大の魅力
・価格の安さ
・日本国内で往復共にストップオーバー可能

 

 

これらを最大限に利用して、JALやANAのステータスを取る行為が効率がいいから、ということ。

 

もっと効率のいい方法はあるにしても、クアラルンプールは
・日本からの行きやすさ
・航空券の手配しやすさ
・治安(いいとは言いませんが)、政情の安定性
・物価、特に宿泊代金の圧倒的な安さ

といった面で、修行の王道(?)であるシンガポールと取って代わるくらいの人気になっている。

 


しかしクアラルンプールには難点があって…
・遊ぶところ、見るところがない
基本的にイスラム国家。酒は高い。まあシンガポールも高いけどさ…
観光目線でも3~4回目くらいになると飽きてくる。クアラルンプール周辺都市を見てもすぐ飽きる。この点、カジノやセントーサ島があるシンガポールにはちょっとかなわない。
・全体的にいいかげん
我々がイメージするいいかげんな東南アジアのイメージまんま。パッと見はちゃんとしてるけど、ホームドアが開きっぱなしでこれ何のためにあるの?みたいなやつとか、階段の前にくぼみがあって池になってるとかそういうかんじ。なれるとどうでもよくなってくる。

 

なので、ぼちぼち違うところに行きましょうという。

 

クアラルンプール発券はシンガポール・バンコクで乗り継げる

 

クアラルンプール発券の場合、以前は普通に検索してもシンガポール乗継旅程が出てきた。実はこれ、バンコク経由も可能(ホームページじゃ出てこないけど)。ちなみに日本発券の場合は旅行で使うような運賃は直行のみしか使えないので、この辺もクアラルンプール発券の利点となっている(最近なんかウェブだとうまく出てこないけど)。

 

さて今回はKUL-SIN-NRTと利用し、この2区間は当日と翌日に利用してシンガポールで1泊してから帰った。さてなんでこういうことが可能なのか?というとこの使い方は乗継扱いになるから、ということになる。

 

ストップオーバー(途中降機)は24時間以上の滞在、それ以下なら乗継

 

さて今回は夕方の便でクアラルンプールを出て翌日朝の便でシンガポールを出た。
ストップオーバーは「24時間以上の現地滞在」。KUL発券の日本行では日本国内以外ではストップオーバーができない。だけど、今回の場合どうなるかというと…20時過ぎにシンガポールに着くため、翌日20時より早い便であれば乗継扱いとなり、航空券のルール的に取ることができる、ということになる。なのでこれを使えば…

 

・JL35で6時にシンガポール、そのままMHでクアラルンプールへ乗り継ぎ、次のクアラルンプール発券の航空券で13時過ぎの便でバンコクへ乗り継ぎ、バンコクで遊び翌日のJL32(9:35発)で帰国

・JL707で土曜夜にバンコク到着、翌日まで遊んで夜の便でクアラルンプール、そのままJL724に乗継

・JL33でバンコクに早朝着、当日遊んで夕方にクアラルンプールへ。次のクアラルンプール発券で即バンコクへとんぼ返りしナイトライフを楽しむ。翌日朝の便で帰国

 

というような弾丸旅行も可能になる。どうせ修行でクアラルンプールまで行かないといけないなら、その回数の多さを利用してバンコクをしゃぶりつくしてやろうという意欲的なプランも可能。また、シンガポールに寄ってカジノで一山当ててからバンコク…とか、シンガポールで遊ぶけど、クアラルンプールに一度戻って宿泊費を浮かす…なんてこともやろうと思えば可能(移動だらけで不毛になるのでおすすめはしません)。

 

ただ、マレーシア航空はとにかくよく遅れる。そのため、乗り継ぎを挟む場合は時間を十分に空けることをおすすめする。


現在はホームページでは購入ができない&うまいこと乗継便が選べないということもある。なので電話か有楽町のJALプラザでの発券となる。有楽町の場合、この際JAL旅行券を使えば発券手数料も回避できる。

 

 

とまあそんなかんじ。ただ面倒になってきたので、ぼくはそろそろクアラルンプール発券は止めようかと迷っている。