全国旅行支援が開始されました。もうめちゃくちゃ。
全国旅行支援が始まったけど、もうめちゃくちゃ(2022/10/11現在)
全国旅行支援はGotoトラベル代替となる、旅行支援の名称。
なんですけど…問題だらけなんですよね。
概要としては
- 最大40%割引
- 宿泊の場合最大5000円、交通付きの旅行商品の場合最大8000円
- 平日は5000円以上の商品、休日は2000円以上の商品が対象
- 平日は3000円、休日は1000円のクーポン付帯
- 各県によって対応が異なる(既存可否、専用プラン、窓口等)
- そもそも詳細がはっきりしない
という感じ。
GoToトラベルと比べて割引額が下がっている
GoToトラベルは35%還元+15%のクーポン付与でした。
それに対して全国旅行支援は割引率が40%+平日3000円、休日1000円に。これ、場合によっては県民割やブロック割(50%+2000円クーポン)より割引率が低下している。ナンデ!?
さらに割引額が最大5000円ということで、GoToより割引額が下がってます(県民割とはいっしょ)。
どういう場合にGoToの割引率を割るか?を計算してみると…
Table1. GoToトラベルと全国旅行支援の割引額比較
計算してみました。上記はトータルの宿泊代金ではなく、「割引額」です。
休日は10000円より高い宿泊、平日は16000円より高い宿泊の場合にGoToの割引を上回ることになる模様。
これつまり、低価格ホテルに予算が回るようにしたため、GoToのときに散々批判された「出張に最適」な制度設計になってます。あのときビジネス利用不可にしたのはなんだったんでしょうか。
しかもその割に予算が足りてないようで…。
この制度設計で問題があるのが、平日5000円を切るホテルには一切恩恵がないこと。
高級ホテル優遇と言われたGoToの反省から、5000~10000円の宿泊代金のホテルを手厚くしたんだと思いますが、その割には格安ホテルは切り捨ててしまっている模様(その分値上げしろ、という国からのお墨付きとして便乗値上げをすることになるでしょう)。
さらに、高級ホテルに関してはご覧の通り割引額が頭打ちになる仕様(交通込の場合8000円)。まあ、どこを狙っているのかはよく分かるんですけど……。
ぼくの過去の宿泊歴を見ればわかるかと思いますが、基本的にはGoToの方が良かったなぁという印象。
県によって対応が異なる
一番のクソポイントがこちら。
たとえば山梨県は既存予約不可(10/11時点)、東京都は遅れて開始、その他の県も未だによく分からなかったりする。青森、山形、宮城、福島、福井、沖縄はすでにSTAYNAVI上で申請可能になっている。
…その他の都道府県は?????
たとえば北海道の場合は「既存予約は旅行会社やホテル次第」。実際、専用プランのみと案内しているホテルもある。こういう自治体・ホテルは他にもあるかと思います。全部調べる気にはならないけど…。
あとはまあ、各予約サイト次第なんですけど…これも始まっている県と始まっていない県があってとにかくわかりにくいです(記事公開時点ではおそらく始まってると思うけど…)。条件が県ごとに異なるから異様に複雑に感じてしまう。
日帰り利用が不可に
GoToトラベルでは日帰り利用もOKだったけど、今回はNG.
わかりにくいけどさっさと動いたほうが良さそう
というわけで、大変わかりにくいです。GoToの仕組みをそのまま利用すればよかったのに、ナンデこんな複雑になるのか理解ができません。
そもそも、すでに開始しているはずなのに何故未だに制度が固まってないのか?とか、こんなクソわかりにくくしたのか?とか、国に対して言いたいことは山ほどある。
その点、GoToの初期のときは領収書を送れば後払いでお金払いますよ、という形式だったので安心して利用できた。なんで同じことができないのか。
本当は制度がきっちり固まってから動いたほうがいいんだけど、どうも予算に結構不安があって、すでに予算を消化してしまいそうな県もある模様(結局JTBは撤回したようですが。サイトによっては売り切れも出てる?)。
こういう制度がいまいち固まってなくてどうすればいいかわからないような場合にはとりあえず払い戻し可能な料金で予約しておくのが正義です。
あとは、今の状況ではおすすめはしにくいんだけど…交通費が実かかる場合は割引率だけ考えた場合、STAYNAVI経由が一番オトクになるはず。
https://info.staynavi.direct/lp/transportation_traveler/index.html
割引の条件はこっちの方が高いんすよね。ということもあって、先の沖縄行きはこっちを使いたいと思っている。どうなるかわかりませんが。