修行ブログやその周辺を見ると、基本的にANAばかり。さらに必ずポイントサイトを紹介している。なんで????と思ってた時期が僕にもありました。
(修行についての簡単な解説をページ下部に追加)
ANAは陸でマイルが貯まりやすい?
よく言われるのは、「ANAは陸でマイルが貯めやすく、JALはフライトで貯めやすい」ということ。半ば定説になってるけど、ANAは本当に貯めやすいのか?
→実際に貯めやすいが、そのためにはポイントサイトの力が必要になってくる。
そして、何故皆ANAで貯めるのかという疑問の答えは、このポイントサイトにある。
ハピタスから.moneyのルートが開通。JALマイルも貯めよう! - ANAとマイルと陸と私
この辺を見ると完璧にまとまってるので改めて詳しく解説はしないけど、簡単に言えば、ポイントサイトで稼いだポイントはJALマイル(0.52倍)に変換するよりもANAマイル(0.9倍)に変換した方がレートが良い。その差は1.73倍!
メインのルートとしてはハピタス等で貯めて、PeXや.moneyを経由し、メトロポイント(ANA ToMe Card必要)にして、そこからANAマイルへ変換するのが定番のルートになっている。
そこで稼いだマイルをスカイコイン(航空券の支払いに使えるポイント。マイルで特典航空券を取った場合は、ステータスの判定基準であるプレミアムポイントが付かないために修行する際はスカイコインで支払う)にして修行の原資にしたり、修行しない人は特典航空券に変えたりしているのだ。
陸マイラーサイトがポイントサイトをお勧めする理由
何故多くの陸マイラーサイトでポイントサイトを勧めているかというと、独特の会員紹介システムの存在がある。
会員を紹介すると、一人あたり○○ポイント(キャンペーンで増額されていることもある)、さらに親会員が紹介した会員がポイントを稼ぐと、稼いだポイント額のいくらかと同額が親会員にも加算される。このレートは紹介数が多ければ多いほどレートも上がるため、多くの陸マイラーサイトやブログでは会員を一人でも多く紹介するために、有意義な情報を書いているのだ(ちなみにポイントサイトの紹介とGoogle AdSenseは同時に貼ることができない。なので当サイトでは直接紹介をしていない)。見返りがないと情報を出す意味はないから、当然といえば当然の話である。
(なお、クレカやFX等の案件はリスクもある。こちらは近日中にまとめる予定。)
そして、このポイントを有意義に消費できるのはANAであり、そのためANAの情報を書く人が増える…ということになっている。
なお、この界隈で多くの会員を獲得したような人(月々のポイント収入が、ANAマイルへ高効率で交換できる限度を越えている人)は、レートが多少悪くてもそのままJAL修行に移る人もいる。JGC、SFC両方取るような人がいるのは、あまり懐を痛めずに修行ができるからというのが大きい。
紹介制度は悪なのか?
知らない誰かの儲けになる…と考えれば踏みたくない気持ちはわからなくもない。ただ、ポイントサイトの紹介制度は、紹介される側にもメリットがあることが多い(ボーナスポイントとか)。なにより、利用されればブログを書く側のモチベーションになる(ブログを書いてる人間の論理だけど)。
ただ、効率がいいだけにどこのサイトも同じような情報が載ってる…という状況にはなってきてはいると思う。修行って観点で書いてるブログも多いから、そこまで飛行機に乗りたくないという人には情報を探しにくくなってる感じは否めない。
マイルのため方や旅行中の話を参考にして、良い旅行をしよう
しかし、そういう人にも効率のいいマイルの使い方や貯め方というのは参考になるはず。旅行が趣味ならマイラーサイトやブログはチェックしておいて損はない。
特に自分とスタンスが近そうな人、年齢が近い人、似た趣味の人なんかは積極的にチェックしておくと、自分の旅行の参考になると思う。
ポイントサイトを使わないならJALで修行しよう
ポイントサイトいっさい使わず修行するなら、JALの方が楽だ。というのも、以下の理由から。
- 羽田のサクララウンジへ入場する手段がANAより多彩(ドコモ利用者へのクーポン、国内線の搭乗回数キャンペーン等)
- JALカードユーザーへのFOP優遇(5000FOP付与)
- FOPキャンペーンが豊富(二倍キャンペーンもあった)
- 回数修行が可能
特に回数修行とFOPのキャンペーンはとても大きく、JALカードでの5000FOPボーナスキャンペーンはハードルを大きく下げてくれる。
ANAのSFCとの違いは、プレミアムエコノミーがANAだと無料で指定できることがあるが、座席としてはJALの方が快適だ。この辺は悩ましいところ。また、ネットワークもANAの方が豊富だが、急激な拡大で少し心配ではある。
そもそも修行ってなに?
リクエストがあったのでこのことにふれておくと…
修行は飛行機のエリートステータスを得るためだけに飛行機に乗り続ける行為だ。そして、それを行う人たちを「修行僧」と呼ぶ。また、女性は「尼」なんて呼ばれ方も。
効率よく修行するために、修行僧たちは常日頃から色々なルートを模索している(OKASINと呼ばれる東京沖縄東京シンガポール東京沖縄東京を乗り続けるルートや、プレミアム株主優待割引もしくは旅割で東京沖縄をひたすら往復するルート、クアラルンプール発東京行きが安いことを利用したクアラルンプール往復ルート等)。
3アライアンスのうち、日本人にとってはなじみの深いJAL(ワンワールド)とANA(スターアライアンス)がその対象になることが多い。
JGCとSFCの存在が修行僧を引きつける
しかもこの二社の場合、実質永年会員の制度(JALグローバルクラブとANAスーパーフライヤーズカードメンバー)があり、これらは対象のクレジットカードさえあればずっとエリートステータスを保有することができる。
そして、エリートステータスを取得すると様々な特典がある。
だから皆修行に励むのだ。
修行の難易度
で、この難易度的にはどうなのか?ということになると…。
- ポイントサイト等を限界まで活用したANA
- JAL
- ポイントサイトを活用しないANA
の順番で安上がりだ。実際に乗る距離としてはJALの方が短く済むことが多いので、肉体的な疲労はJALの方が少ない(機材的にも)。
まとめ
- ANAのマイルは陸で貯めやすい
- ANAのマイルの貯めやすさはポイントサイトとの相性の良さにある
- ポイントサイトの紹介制度は紹介する側もされる側もメリットがある
- ポイントサイトを使わないならJALの方が楽
こんなかんじ。