kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

IHGのゴールド会員になった。ついでに他社と比較&金で手に入るホテルステータス

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IHGのゴールド会員になった。…あんまり意味ない気がする。

 

IHGは国際ホテルチェーン。ゴールド会員で得られる資格とは

そもそもIHGってなんぞや?というのを軽くまとめておくと、

  • 国際ホテルチェーン
  • 日本国内ではANAと提携
  • ホリデイインのような割安なホテル~インターコンチネンタルのような高級ホテルまで幅広いラインナップ
  • ポイント制度がありお得に宿泊できる(かも)
  • ステータス制度があり、ランクに応じて付加サービスを受けられる
  • ステータスは4段階(クラブ→ゴールド→プラチナ→スパイア)+インターコンチネンタルアンバサダーがある

というかんじ。で、そのうちの平(クラブ)からゴールドになった。10滞在か10000ポイントでなることができ、今回はポイントで達成。

 

IHGゴールド会員の利点とか

 

IHGのゴールド会員の利点としては、
・ポイント付与率10%アップ
・プライオリティチェックイン
・レイトチェックアウト

以上。
IHGはゴールド程度ではあまりメリットが増えない(レイトチェックアウトくらいだけど、これはもともとステータスなしでもついてたのがいつの間にかゴールド以上に…)。客室アップグレードがあるのはもう一段上の「プラチナ」から。ぼくの旅行頻度、収入ではIHGにアコーにマリオットと3つも掛け持ちするわけにはいかないので、これ以上は狙わないことにしている。
ちなみにインターコンチネンタルアンバサダーでもゴールド会員がもらえるけど、扱いとしてはインターコンチネンタルアンバサダー資格の方が上みたい(ただしインタコ限定)。まあ、インターコンチネンタルはめったに泊まらないし、今のところ入る気はないけど…。

なお制度の変更が噂されている。詳しくは↓やじり鳥さんの記事…と思っていたらもう変わるようで。

 


IHGインターコンチネンタル・アンバサダーの特典変更。プラチナ付帯、20ドルの飲食クレジット、朝食(中国のみ)など - やじり鳥

というわけでアンバサダーでプラチナ付帯になるそうな。

IHGはラウンジとか朝食!みたいなわかりやすく乞食向けな施策はないんだけど、ポイントもりもりという、違った意味での乞食向けの施策をしている。まあポイントはばらまいてもポイント宿泊のレートいじっちゃえば問題ないもんね、うん。

 

各ホテルチェーンの10滞在時のベネフィット比較

さて今回得られたIHGゴールド。これはどの程度意味があるのか?ってところを他のチェーンと比較してみる。

表1:IHGと他のホテルチェーン初級資格

  IHG G アコーS ヒルトンS マリオットS
必要泊数※ 10滞在 10泊  4滞在or10泊  10泊
レイトチェックアウト 14:00
5泊目無料 - - -
客室アップグレード - - - -
ウェルカムドリンク - - -
優先チェックイン

 ※:必要泊数に関してはIHG、アコーはポイント基準あり


価格的に折り合わないハイアットは除外しました。ベストウェスタンは…表に載せる意味がないレベルで大したものがなかった。
基本的に各社とも、この入門ステータス程度ではたいしたメリットはなく、主なメリットとしてはレイトチェックアウトがあるくらい。
この中ではヒルトンシルバーはすごいよさそうに見えるけど、レイトチェックアウトは平会員でも可能(ヒルトンは平にも優しいっすね)。また、シルバーでいい場合は後述するヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)と言う手もある。


有償購入できるステータスの比較


IHGのゴールドはインターコンチネンタルアンバサダーへ加入すれば自動付帯。つまり、IHGのゴールド(ゴールドアンバサダー)は購入できるステータスである、という側面がある。
お金で買えるステータスとしては以下のような感じ。

  • アコーゴールド(30泊相当、イビスビジネスカード入会。1万円程度)
  • IHGゴールド(2019からプラチナ)/インターコンチネンタルアンバサダー(10滞在相当、2万円程度)
  • ヒルトンシルバー(4滞在相当、HPCJ入会。25000円orキャンペーンで10000円)
  • ヒルトンゴールド(年間13950円のヒルトン・オナーズVISAゴールド保有で20滞在相当のゴールド)
  • ヒルトンダイヤモンド(年間6.6万円程度のヒルトン・オナーズVISAプラチナカード+年間120万円決済で30滞在相当のダイヤモンド)
  • マリオットゴールド(25泊相当、年間3.3万円程度のSPGアメックス)

 

で、それぞれについては

  • イビスビジネスカード(非クレジットカード):年間90EURでアコーゴールド、イビスの割引
  • ヒルトンプレミアムクラブジャパン:年間25000円で初年度ヒルトンシルバー付帯、JGC/SFCだとキャンペーンで初年度年会費10000円。宿泊等に使える割引券10000円分や割引された専用プランの予約が可能(日本国内のみ)
  • インターコンチネンタルアンバサダー:初年度200USD、継続は150USD。IHGゴールド(2019からプラチナ)付帯、週末無料宿泊券がもらえるほかインターコンチネンタル宿泊時はアップグレード保証
  • ヒルトンオナーズVISAゴールドカード:年会費13950円でヒルトンゴールド付帯。
  • ヒルトンオナーズVISAプラチナ:年会費6.65万円。+年間120万円決済でヒルトンダイヤモンド付帯
  • SPGアメックス:年会費33480円。マリオットゴールド付帯、特定グレードまでの1泊無料宿泊権

 

上記のステータスに関して表にすると

表2:金で買えるステータス比較

  IHGAMB アコーG ヒルトンS※ ヒルトンG ヒルトンDIA マリオットG
年間維持費  200USD 90EUR 1万円~ 1.395万円 126.65万円 3.348万円
実質泊数 10滞在 30泊 4滞在 20滞在 30滞在 25泊
レイトチェックアウト 14:00 ○※1 14:00
無料宿泊券 ○※2 - △※3 - - ○※4
客室アップグレード ○※5
朝食無料 - - - -
ラウンジ利用 - - - - -
優先チェックイン ○※6 ○※6 ○※6


※1:アコーはレイトチェックアウトとアーリーチェックインの選択式
※2:ウィークエンド無料宿泊券(専用料金で金土日もしくは土日月の連泊時、1泊が無料になる)
※3:HPCJ限定。入会時に10000円分の利用券がもらえる(無料になるわけではない)
※4:SPGアメックス限定。年に1回無料宿泊ができる(グレードの縛りあり)
※5:IHGはゴールドではアップグレードなし、ゴールドアンバサダーの場合インターコンチネンタルに限りアップグレード保証
※ヒルトンは平でも専用カウンターあり
※:ヒルトンシルバーは初年度のみ

この表の記載内容はあくまでも「公式ページでの統一見解」であって、ホテル独自に特典が付くこともあるほか、明文化されていないが行われるものもある

IHGについては制度変更のため、全容が明らかになったら再度更新する

 

 

単位表記に関しては表記ゆれがあるけど、表示の都合上許して下さい。ぼくも書いてて気持ち悪いんや

 

という感じで、ヒルトンダイヤは置いておくにしても、正直IHGは見劣りしますな。まあホリデイインやボーナスポイントパッケージがある分、達成しやすいってのが一番大きいんだろうけどね。メインで使うならやはりアンバサダー資格は必須な気がする。
ヒルトンシルバー以外に関してはすべて「客室アップグレード」があるのに対して、IHGゴールドアンバサダーの場合は「インターコンチネンタルのみ」対象。そのかわり、インターコンチネンタルでは必ずアップグレードされる、というのも利点ではあるんだけど、ぼくアンバサダーじゃないから意味がないんですね。うーむ、難しい(2019年からプラチナ付帯になるからアンバサダーになろうかな)。

 

かといってアコーは宿泊数や支払額に対してベネフィットは薄いんだけど、ここもイビスがあるからまあ仕方ないのかな。国内だとアコーは会員が少ないのか割と大事にされている印象はある。
コスパ云々で受けそうなのはやはりヒルトン。ただ、ヒルトンはステータスマッチを受けてくれるから、わざわざカードを作らなくても他の手段から…というのがやりやすい。


というわけで、IHGのゴールドはステータスとしてはイマイチ。とりあえずプラチナまで行かないと意味はないのかな。 

 

個人的な印象としては、安いホテルの選択肢が多いIHGかアコーのどちらか、もしくは両方をお守りがわりに持っておくと快適に旅行ができるんじゃないかなと思う。ヒルトンやマリオット、それこそハイアットあたりは余裕がないと生かせない。ぼくもマリオットは活かせてない

アンバサダー制度の改定でアンバサダー資格の価値が上がったので、来年はアンバサダー入ろうとおもいます。はい。