今回は酒を通販で輸入した。
通販で酒を輸入したので流れをメモ
今回は通販を利用して、イギリスからビールを取り寄せた。というのも、日本じゃ売ってないビールを飲んで旅行気分になりたかったため。
注文したのはブリュードッグ。日本にもお店があるし、売っているけど現地限定品がほしかったので。それについては別途記事にする。
注文自体は特に難しいことはないです。普通に注文。日本への発送も可能。
通関・到着。酒税と消費税はどこで払うのか?
結論から言えば、DHLの場合は支払いを建て替えてくれるので、商品受け取り時に支払うことになるよ。現金のみ。
ブリュードッグの通販はDHLで発送している模様で、そこそこ速く注文から1週間で日本到着。出荷日からは3日というかんじ。で、結局到着したのは注文から14日後。
出荷は注文後3~5日営業日となっていたけど、これは多分向こうの忙しさで変わるとはおもいます。なお、海外の輸送業者による輸送はヤマトや佐川等とはちょっと勝手が異なる。
で、酒って輸入時に税金がかかる。この辺を解説してるサイトがあっても、ほとんどが「手荷物として」のことしか書いていない。
今回は通販なので、どの程度かかるのか?というのが事前にわからなかった。
税関のホームページを見てみると…ビールは個人消費の場合関税無料!とはいえ、消費税はかかるため、運送業者指定の方法で支払いが必要になる。ぼくの経験では商品引渡時に手渡し、もしくは振り込みの2通りがあった。DHLだと基本的にDHLが立て替えておいてくれるっぽい。
ビールの場合はちょっとややこしくて、これにさらに「酒税」がかかるはず。酒税は酒の量に対して課税されるもの。今回のビールは330mL×48本なので、15.84L。
ビールの酒税は220000円/KLなので、3480円程度。これに日本国消費税として86.4(GBP)×130~135(JPY/GBP)×0.1=1200円程度。合計で4700円程度が別途必要になるはず。
実際に請求されたのは4500円。ところが、これは消費税等として3400円、DHLの建て替え手数料として1100円が取られてこのお値段。消費税としては多すぎるし、酒税としては安すぎる。と、思って上記サイトを見返してみると…
課税価格の合計額が1万円以下の場合には、関税及び消費税は免除されます(酒税は免除されません。)。
とのこと。というわけで、消費税は非課税で単純な酒税として3400円が取られた模様。酒税の方は10円以下は切り捨てなんですかね。たぶん。
まあ安い分には構わないんですけど。
なお今回の記事はあくまでもDHLでの通関なので、輸送業者によっては手続きが異なる可能性がある。
ビールの通関は時間がかかる…
今回輸入したのはビール。いままでぼくは個人で利用するものとして、スマートフォンやPCパーツを輸入したことがある(事業としてやっているわけではなく、あくまで趣味のもの程度。仕事でもこういったことはしたことないのですべて業者任せ)。ビールは初めてだったんだけど、正直そんな変わらんだろ!とか思ってたら大違いでした。はい。
これが途中経過。見にくいと思うけど、結構かかることが伝わればいいです。
スマホの場合、通関は開封検査はされるもののほぼ一瞬だった。ところが、今回は税関でばっちり止められてしまい、通関に5日かかった。移動より通関の方が長い…。
その間に表示されたのは「追加書類が必要で送り主もしくは荷受人に確認が必要」「税関で追加の検査が必要」みたいなメッセージがいくつか出ていた。ただ、特にDHLからは連絡がなかったので向こうでなんとかなるやろとスルー。
結局は特にこちらですることはなく、発注から10日後(発送から7日後)に通関許可が降りて無事に成田入国。
国内での配送は佐川でやってきた。佐川にお金払って終了。なお厳禁のみの取り扱いの模様。
まとめ:面倒なのでビールは少なめにするか、そもそも輸入しないほうがいいよ
というわけで、結構待たされた。ただ、こちらからのアクションは特にいらなかったのでその点はありがたかった。というのもDHLの電話受付ってサラリーマンにはかけることが難しいため。
まあ、土曜はやってるんだけどね。メッセージが出るタイミングが平日だとどうしようもないかんじ。
たぶん飲料で酒なのが通関が遅れた理由だと思われる(ついでに言えば、事業用途とも取られかねない量であることも一因かと思う)。
ビールの場合は10Lが目安となっているようなので、それを下回る程度にしておけばよかったんじゃないかと思っている。保管状態がわからないので、個人的にはビールやワインのような醸造酒は夏場を避けて輸入したほうが良さそうだなとおもいました。
なお、事業用途としてみなされた場合は別途厚労省に書類を提出しないといけなくなる模様。…送料ケチらず少なめにしたほうがいいっすね。