JALの国際線特典航空券の予約開始日が変わる。
JAL国際線航空券・特典航空券の予約開始日変更
現在、JAL国際線航空券・国際線特典航空券、提携社特典の予約開始日は330日前。これが360日前になる。ちなみにANAは355日前。
建前としては、より早く旅程を確定できるように云々ってことらしいけど、たぶん「提携社特典全然とれねえぞ!」って苦情が結構あるんだと思うんすよね。というのも、他社の予約開始ってJALより早いことが多いため。
なおこの変更は2019年4月1日から。つまり2019年4月1日10時に、2020年2月25日から3月26日までの特典航空券が一斉に予約開始になる、ってことになる(JAL特典の場合)。
予約開始日が早まることによる利点
予約開始日が変わって何が良くなるか?というと。
- 他社に遅れずに予約ができる
- ANAマイルや他社マイルを持っている場合、JALを先に「保険」として予約できる
他社に遅れず予約ができる
たとえばBA特典でブリティッシュエアウェイズの運航便を取る場合、355日前からの予約で特典航空券の枠が放出される。ところが、従来はJALからBAの特典航空券を取ろうとすると、この355日前~330日前の間は手を出せず、特典が埋まってしまう、ということがあった。
しかし新制度では運航便の予約開始に応じて予約ができるため、多少とりやすくなると考えられる。基本的にほとんどの提携社で取りやすくなるのでは?。
ちなみに他社の予約開始が何日前かといえば…
- CX, QR, AF:360日前
- MH, BA:355日前
- QF:353日前
- AA:331日前
だそうな。…ずいぶん中途半端な会社があるな…331日前ってなんやねん。
保険としてのJAL
予約開始が他社より早くなるため、先にJALでおさえておき、5日後に他社を検討する…ということも可能。
JALの場合特典航空券PLUSが始まって必要マイル数が激増しているけど、これを回避するのにとりあえず予約→他社でも検索、というのがある程度やりやすくなるかな、という気がする。
また、ワンワールド特典航空券であればJALが360日前、BAが355日前というタイミングで中5日の旅程を組みやすくなるのでは、という可能性がある(行きJL直行便、最終日にBAで2区間、みたいな)。
予約開始が早まることによる欠点
悪いことがないわけではない。
より早くから予約しなければならない
330日前→360日前になるということは、繁忙期は1か月早く予約しないといけなくなる、ということ。これ、会社務めだとなかなか厳しい…という人もいるかと思う。特にJAL国際線特典航空券は予約変更自体ができないため、なんとも面倒な感じ。提携社特典の価値が上がるんじゃないでしょうか。
長期休暇の場合、予約自体が困難になる
ゴールデンウィークや年末年始、お盆の場合、困ったことになる。というのも…360日前ってほとんど1年前。つまり、「旅行中に来年の旅程を決めなければならない」ということになる。これ、近場ならいいけど時差がある国にいる場合は予約時間に起きていられないとか、搭乗中でどうしようもない…なんてこともあり得る。
特に毎年日にちがずれることがない年末年始については、日にちを少しずつずらしてその時間に重ならないように予定を組むとかしないとダメかも。
まとめ:たぶん大体改善になるんじゃないでしょうか
欠点がないわけではないけど、まあだいたいは特典が取りやすくなるんじゃないかなとおもいます。
有償航空券に関しては…うーん、たぶん今と変わらないんじゃないかな。どちらも始まってみないとなんとも言えないけど。