ANAの空港での空席待ち制度が変わる。
ANA国内線の空港での空席待ち制度変更。自動チェックイン機での手続きが可能に
ANA国内線では予約変更可能運賃や、普通席→プレミアムクラスへのアップグレード時に空席待ちができる。その制度が変わる。
空港での空席待ちについて | 空港・機内で [国内線] | ANA
従来は
- 路線別の申し込み=一度空席待ちをかけたら同路線の全便で空席待ちが入る
- 呼び出し時刻は出発時刻の25分前
- アナウンスでの呼び出し、係員の手続き
であったのが、4/1からは
- 便ごとの申し込み(複数可能)
- 呼び出し時刻は出発時刻の20分前
- デジタルサイネージで名前の一部と空席待ち番号を表示、客はそれを確認して自動チェックイン機で手続き
という形に変わる。他社運航便も同様。
また、空港によっては保安検査通過前に空席待ちカウンターがあるところもあったけど、新制度では空席待ち整理券発行後の待機はすべての空港で保安検査通過後での対応になる。
こんなかんじらしい。頭文字は種別ですかね。
便ごとの申し込みになるのは結構な改善だとおもいます。
というのも、朝に一度空港に寄って、夜の便の空席待ちをしておこうかな、なんてことができるようになる(福岡だとJAL利用時によくやっている)。
まあ実際には予約変更可能運賃だとどこかで空席が出たらオンラインでとっちゃうんだけど…。
空席待ちカテゴリーの変更、細分化
個人的にはこっちが本題。
従来の空席待ちカテゴリーは
- 種別S(ダイヤモンド)
- 種別A(プラチナ、スーパーフライヤーズカードメンバー(SFC)、ブロンズ、スターアライアンスゴールド、スターアライアンスシルバー)
- 種別B(一般のお客様)
の3段階。4/1からはそれが一気に
- A:ダイヤモンド
- B:プラチナ
- C:スーパーフライヤーズカードメンバー(SFC)
- D:スターアライアンスゴールド
- E:ブロンズ
- F:スターアライアンスシルバー
- G:ANA一般会員
- H:非会員
- J:その他
と、9段階に細分化されることに。
他社会員の身分がめちゃくちゃ落ちる。
正直、スターアライアンスシルバーのぼくにはめちゃくちゃ改悪。
逆にANAのステータス持ちにはかなりの改善だと思う(特にスターアライアンスシルバーと同列にされていたプラチナ会員)。
さらに、
同じカテゴリのお客様の中では、空席待ちをお申し込みいただいた航空券の運賃種類に応じて、呼び出し順が前後いたします
との文言が入っている。これ、おそらく他社発行の特典航空券(特にUA)は後回しにされるようになるんじゃないかなぁと疑っている。
というのも、ANAの自社国内線特典は「前便変更不可」。なのにUA特典をはじめとする国際線扱いになる特典だと前便変更できるので、このギャップをある程度埋めたいんじゃないかなというかんじ。
しかも他社シルバーは比較的容易に取得できるのに、いままでダイヤモンド以外は一括りになっていたので、その辺も自社優先に振ってきた感じ。
自社ステータス持ちでFLEX運賃>自社ステータス持ちで他社特典>他社ステータス持ちでFLEX運賃>他社ステータス持ちで他社特典、ってところ?
真ん中二つは運用で入れ替わったりしそうな気はする。
まあなんというか、ANAのステータス持ちの皆様には改善だとおもいます。