kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

JAL国内線 空席待ちのあれこれ

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空港での空席待ち(ご搭乗方法) - JAL国内線

JAL国内線では運賃次第で空席待ちができる。それについて。

 


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空席待ちとは?空席待ちができる条件

空席待ちはその名前の通り「満席の便に対し、キャンセルが出ることを期待して空港で待機する」しくみ。


キャンセルの出方としてはいくつかあり、単なるキャンセルに加えて乗り遅れや上位クラスへのアップグレード(この場合下位クラスの空席が出る)、また前便変更でその便の空席が出るといったものがある(つまり、保安検査場を通るのは時間を守らないと空席待ちしている人に席を奪われることになる)。

 

 

 

空港での空席待ちにには2種類あり、「上位クラスへのアップグレード」と「便の変更・当日予約での空席待ち」がある。上位クラスのアップグレードは基本的に一般の乗客であればだれでも可能だけれど、便変更に関しては条件がある。

 

 

 

便変更に必要な条件


その条件は「変更可能運賃」「遅延・欠航等のイレギュラー時」「特典航空券の前便変更」のいずれかに当てはまる。

 

また、普通運賃やビジネスきっぷ、往復割引といった券の場合は、予約なしの状態から空席待ちができるほか、そもそも予約ができずに当日空きがあれば乗れる運賃も存在する。


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運賃一覧。予約変更可能な運賃なら便を替えることができる。


運賃一覧 - JAL国内線

まあこれをみてください。

 

当日予約、変更可能運賃、当日空席があれば乗れる運賃によるキャンセル待ち

普通運賃、ビジネスきっぷといった運賃の場合、当日予約をするか、満席ならキャンセル待ちをして乗ることができる(これらの運賃はキャンセル待ちは事前にもできる)。

 

またこれらの変更可能運賃の場合は予約がある状態から違う便に変更することも可能。

 

 


※ANAは他社とのエンドースの取扱を終了したため記述を削除

 

ビジネス顧客がわざわざ高額な往復割引を購入するのはこのためで、この場合も空席がなければ同様に空席待ちが必要になる。

 

また、「スカイメイト」「当日シルバー割引」は対象者(若年者、老人)であれば通常より安い運賃で乗ることができるが、予約ができない。

一般の利用客で満席になる場合は空席待ちをすることになるが、この場合の後述する空席待ち種別は「C」と低いものになる。


国内線特典航空券の前便変更

JALの国内線特典航空券では、当日空港で空席があれば前の便に変更することができる。

満席でも空席待ちは可能。


旅客システム更新時に一度前便変更ができなくなったものの、この取り扱いはすぐに再開された。

まあ不評だったんだろうね。

 


なおANAでは2018年10月28日以降は前便変更不可になる。

 

 

遅延、欠航、運航の乱れが予測される時の振替

 


運航に影響が見込まれる際の変更・払い戻し(ご予約の変更・取り消し、払い戻し) - JAL国内線

実際に遅延、欠航にならなくても、台風や悪天候等で運航に乱れが生じる恐れが高い場合、振替や払い戻しが可能になる。 この場合は当日空港で便の変更、空席待ちが可能なほか、JALの責任による遅延や欠航であれば他社便や新幹線への振替も可能になる。

 

なお空港でなくオンラインでの振替や払戻も可能。というか別の日にも変更できる

 

本筋とはあまり関係ないけど、天候等の自社責でない場合と、機材繰り等の自社責である場合で振替の対応等が異なるため、遭遇した場合はあたふたせず情報収集に努めましょう(基本的に天候等であれば自社便への振替か払戻、自責であれば他社便や新幹線、宿泊代金等も対応してくれる)。

 

 

 

 上位クラスへのアップグレード

より上位のクラスであるクラスJやファーストクラスにアップグレードができる。

 

変更可能な運賃でなくとも、同じ便であれば普通席→クラスJ/ファーストクラス、クラスJ→ファーストクラスの変更はできる。

こちらも満席であれば空席待ちをすることになる。なお差額が必要となり、

 


普通席→クラスJは1000円、
普通席→ファーストクラスは8000円
クラスJ→ファーストクラスは7000円


(消費税込、国際線へ24時間以内に乗り継ぐ場合は消費税が免税になる)

の支払いが必要になる。

 

空席待ちしてアップグレードが確定した段階でのお支払いなので安心。

 


なお、ANAのプレミアムクラスの場合は路線ごとにアップグレードに必要な料金が違うので注意。正直、高すぎてアップグレードする価値はないと思います。

 

空席待ちのしかた

空席待ちをしたい場合は人がいるカウンター、もしくは自動チェックイン機で手続きが可能(もちろん空いていればそのまま手続き可能)。国際線の国内区間のように、カウンターでしか取り扱いができない運賃もあるので、自動チェックイン機でできない場合はカウンターへ。

 

カウンターなら「空席待ちをしたい」といえばよく、またチェックイン機なら画面の指示に従えばOK。空席待ち整理券がもらえるので、書かれた場所・時間で呼び出しを待つことになる。


なお羽田や那覇のような大空港の場合は制限エリア内(保安検査通過後)に呼び出しカウンターがあり、小さな空港では制限エリア外にあることが多い。


スカイメイトや当日シルバー割引の場合はマイレージカードがないと自動チェックイン機は使えないので注意。

 

 


空席待ち種別とは?航空の世界は運賃とステータスで決まる階級社会

実際に空席待ちをすると、「種別」というものが書かれている。これはS→A→Bの順番に呼び出しをされるようになっており、上から

 


種別S:JMBダイヤモンド、JGCプレミア、ワンワールドエメラルド
種別A:JMBサファイア、JALグローバルクラブ、JMBクリスタル、ワンワールドサファイア、ワンワールドルビー
種別B:一般の乗客
種別C:スカイメイト・当日シルバー割引等

 


というようになっている(これ以下の種別もあるけど、航空会社関係者向け)。つまり多頻度顧客ほど優先されるようになっている。


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JALのページから引っ張ってきたやつ。

 

また、何らかの理由で先に呼び出されることもあるため、単純なステータス順だけではない模様(サファイアの頃に経験があり、種別Sの呼び出しの前にラウンジで事前に呼び出された)。

 

呼び出しの順序としては上位クラスの空席待ち→普通席の空席待ち、となっている。

 

満席であれば「日本航空○○便、○○行きのクラスJは種別(もしくはカテゴリー)Sの1番のお客様をもちまして満席になりました。お手持ちの普通席の搭乗券でご搭乗ください」とアナウンスされる。


空席待ち/アップグレードの確率を上げるためには

 

空席待ちの成功率を上げるためには工夫も必要で、空席待ち整理券を取った後もこまめにサイト上で空席状況を確認した方がいい。

 

というのも空席待ちの客がいてもそちらにすぐに座席が回るわけではなく、保安検査締め切り前までは普通に販売に回されてしまう。なので、変更可能な運賃であれば、すぐその席を抑えてしまうという手が使える。

 

 

また、ウェブで空席があるのに自動チェックイン機だと空席待ちになることもあるため、残席数が1席程度で、なおかつカウンターが空いている場合はカウンターで手続きをすることも有効な手段になる。

また、早くから空港に乗り込むのも手で、同種別内で若い番号を取ればその分確率は上がる。


なお、特典航空券の前便変更のための裏ワザと称してとある手法を勧めているブログ等もあるけど、個人的には絶対にやめてほしい。そういうことするから特典の締め付けが厳しくなる(なので書かないしぼくはやらない)。

 

とまあこんなかんじ。はい。