ちょっとなかなか人には勧めにくいマシンだなぁという感想。全体的に煮え切らない感じになってる。
BOOK Padは本体と磁石でぴったりくっつく
これを使えば紙に書きながらもPC入力ができる優れもの。 リアルペンにインク替え芯をセットして、BOOK Padをセットすることにより紙に書きながらPCへも書き込みができるため、紙をわざわざ撮影したりする必要がない。ただ、替えのインクがちょっとお高いのでなかなか使いにくいかもしれない。 また、ボールペン状態で画面をさわりたくないということもあるので、使い道としてはなかなか難しい。ペンをもう一本用意すれば良いとはいえ、替えのペンも結構高い。
…はい、もったいないからやりません。もうちょっと気軽に試せる価格ならなぁ。
Haloキーボードはかなりの慣れが必要、ただタブレットで文字を打つよりかはマシ
YOGA BOOKでひときわ目立つのはHaloキーボード(はろきーぼーど)。キーボード側はLEDのタッチパネルになっており、打鍵感はまったくない(振動のフィードバックはあるけど、静かなところではうるさいかも)。なのでブラインドタッチはちょっと難しめ。特に難しいのはBackSpaceキーを使ったとき、ホームポジションからどうしても手を放すようになるため手の位置の再確認が必要かも。また僕の場合、Aがうまくタイプできていないことが多く、かなりイライラ。 また、どうしても手を浮かせた状態で使わないといけないため、文章を打つのを仕事にしている人には確実に向かない。 ITライターの人とかこれの評価をするのはなかなか難しいのでは?と思う。 ただ、普通のタブレットでソフトウェアキーボードを使うよりもずっと楽で、まあ僕みたいに趣味でブログを書いていて、なおかつメインのマシンで編集したものを出先で少し編集する、みたいな用途なら充分使い物になると思う。僕はこれならなんとか1000文字くらいはいけると思った。 ただイライラはするよ!
ペン入力は便利だけど、誰もが必要な機能ではない
ペン入力が可能なのだけど、まあ必要な人ってあんまりいないよね。Photoshopを使うには非力すぎるけど、なんとかならないこともない。ブログで使うような画像の編集程度なら余裕でできる。あとはお絵かきする人でも線画くらいは楽だと思う。仕上げまではちょっと厳しいか? また、ペンは電源不要なのがうれしい。
ちなみに手書き入カは大変使いにくく、androidで手書きを使ったことがあれば、あまりのクソさに投げ出すと思う。入力の認識は悪くないんだけど、ーストローク戻るってのができないのがこんなにイライラするとは。 というわけで手書き入力したい人は絶対Android版の方がいい。
薄くて軽くて良いのだけど、本体を傾けるとキーボードが無効になるのが地味に不便
キーボード使用時に画面を横に傾けると、キーボードのLEDが消えて使用できなくなる。タブレットモードだけならともかく、この状態はクラムシェルPCのように使っていてもなるため、寝転がりながら使いたい時には困る。 画面の回転をロックした状態では有効になるようにはできなかったのかなぁ。(ペンモードでは使える)
あと、タッチパッドはタッチパッドのエリアを触った状態で指を放さなければ画面全体がタッチパッドになる、みたいな感じにしてくれるともう少し操作しやすいのになぁという感じ。段差がないのでどこまでがタッチパッドなのかがわからない。すぐスペースキーにさわってしまう。 この状態で使えないのは別にいいんだけど、横向きにしただけで使えないのすごいめんどくさい。
Windows版はやめた方がいいかも
ブログを編集するときにテキストボックスを指でタッチしたり、ペンで操作したりしても反応しないことがよくある。これが地味にストレス。 また、普通にWeb巡回していてもタッチしたのに選択されてないといったことが多く、Windows自体の出来の悪さに起因するイライラがとにかく多い。Android版はもう少しタブレットに特化した感じらしいので、そちらの方がいいのかも。
また、形状的に電子書籍を読むというニーズもあると思うけど、そちらもあきらめた方が。Android版買おう。
ただ、使っていて不都合はあるとはいってもそれに勝る魅力があるのは確か…なんだけど、僕の用途にはちょっと合わないなぁ。使いにくさの問題の大半がWindowsでタッチUIがうまくいかないところなので、Android版ならおそらく手放さないかとは思う。
うん、ちょっと僕には厳しいマシンだった。