確か2年くらい前。
パリだけじゃないフランスの魅力
今回はストラスブール、コルマールを目指すかんじ。
ストラスブールはアルザス地方にある街で、欧州議会があるわりと大きな街。で、ここに欧州議会があるのもちゃんと意味があるとか。
アルザス地方はドイツとフランスの国境にあるため、ドイツになったりフランスになったりしてる地域柄だそうな。ドイツとフランスは国としては大変仲がよろしくないそうだけど(まあ国境接してればそりゃそうだ)、だからこそ融和の象徴としてEUの重要な決定機関である欧州議会がおかれているということらしい(クルーズの音声ガイドで聞いた)。
コルマールをぶらぶら
コルマールは観光メインの田舎街。なんとものんびりした雰囲気でいいところ。オタク的な見どころとしてはご注文はうさぎですか?の街のモデルらしいけど、実は行ったときには知らなかった…(それっぽいとは思ったけど)。
パリからはTGVでストラスブールまで移動。ドイツのシュトゥットガルドまで行く列車だそうな。席のところには液晶でどこまでの指定席が発売されているかがひと目で分かるようになっていて良い。
ストラスブール駅の売店。パンがめっちゃおいしそう。
コルマールまでは普通列車。
ブドウ畑が続く。ワインがおいしそう。実際アルザス地方はフランスでも屈指のワイン地帯。ブドウ畑っていいよね。
コルマール駅。かわいい。宿は駅の向かいのベストウエスタンにしたけど、こちらはなかなかよかった。
公園を通って旧市街へ。この公園も手入れされててよかった。
コルマール旧市街を歩く
あぁ~いいっすn…こころがぴょんぴょんするんじゃ~
旧市街。
旧市街をぶらぶらと。かわいい!
とにかくかわいらしいところが多くて、僕は大満足。
コルマールはご注文はうさぎですか?の聖地でもあるらしい(帰ってきてから知った)。
アルザス料理。わりとドイツっぽい。おいしかった。
緑が多くて過ごしやすい街。
遊覧船があったので乗った。5ユーロだったかな?地元の大学生がボランティアでやってるそうな。
ストラスブールを観光する
ストラスブールはフランス東部のドイツとの国境にある街。そこそこ大きい(世界遺産)。
とりあえずトラム。
ここもいい感じの街。パリよりもギスギスしてないのがいい。
駅でパンかった。これめちゃくちゃおいしかった。
トラムがある街並み。やはりかっこいい。
ストラスブールのランドマーク、大聖堂。
船乗るよ!
船でストラスブール市内を回れる。
おひる。アルザスのワインはこの独特のグラスで出てくるけど、まああんまあってないと思う。
アルザスでは主にリースリングというぶどうで白ワインが作られているけど、このぶどうはドイツでよく使われている。ただ甘めなドイツワインとは違い、フランス的な辛口ワインになっているのがまた面白い。甘さがない代わりに香りに全振りな感じなので、このグラスの形では香りが逃げてしまってイマイチだと思うんだよね。
肉団子。おいしかった。どっちかというと赤な味わいだと思うけど、アルザスって白が多い。
博物館。昔のおうちが見れる。
博物館の中。ドイツとフランスを行き来していたアルザスの地域柄のおかげで、フランスにありながらドイツの要素が混じった独特の文化を形成している。
たとえば木組みの家。かわいらしい見た目だけど、簡単に移設可能な仕組みになってるとか。また、1F部分が細くて上が太くなっているのは昔の税金対策だそうな。
パリにもどってシャンゼリゼ通りへ
Oh~Champs Élysée~的な。パリは当然世界遺産。
パリにもどって食事。
シャンゼリゼ通りの朝日。
ぼくはこの光景を見て息をのんだ。めちゃくちゃきれいで感動したよ本当。
ちょうど日が登るところで凱旋門からシャンゼリゼ通りを歩いてたんだけど、前日の雨でぬれた路面がキラキラと輝いて、本当に絵画みたいな風景で泣きそうになった(後ろに親がいるからこらえたけど)。パリは良くないところもあるけど、この時の光景は忘れられない。
人がいないシャンゼリゼ通りは本当にきれい。作業のおじさんはいるけどね。
フランスの古城めぐり
ここからは現地ツアー。効率がいいからついつい使ってしまうけど、完全にツアーにしてしまうともったいないのでぶらぶらする時間は毎回取っている。
ツアーガイドはめっちゃ日本語がうまいフランス人。
まずはシャルトル。こちらも世界遺産。
シャルトルの大聖堂。
ステンドグラスが有名だそうな。
シャンポール城でおひる。ワイン飲みます。
シャンボール城。このへんはロワール地方ってやつで、世界遺産。フランスは世界遺産だらけだな!
どっかのお城の中。
シュノンソー城。この城は川の上に建っている構造上いろいろドラマがあるそうで、フランス革命や大戦時にも歴史の表舞台に登場する。
みんな大好きモンサンミシェル。ここはぜひとも一泊してほしい、夜の人がいない島内は格別の雰囲気。もちろん世界遺産。
とてもいい雰囲気。自由時間があるツアーできた方がいい。
翌日。良く見る感じのアングル。
いい感じの階段とか。
モンサンミシェルの内部。重厚で見ごたえがある。
ゲームの世界みたい。フランスはファンタジーが好きな人間なら絶対興奮するので一度は来た方がいいっす。
港町、オンフルール。ここは特に世界遺産ではないんだけど、ツアーの工程に組み込まれていました。
木組みの教会。
中。
なおここでは皆様時間を持て余していたようだけど、ぼくだけ必死に酒屋を探していた。そのかいあってカルバドスを一本購入(ミシェルユアール1987)。ぼくはミシェルユアールが大好きなので、ここで無事に買えたので大満足。
なおオンフルールはカルバドス県。つまりカルバドス(アップルブランデー)・シードル(リンゴの炭酸入り酒、英語で言えばサイダー)の故郷(AOC法でそもそもここ産で規定の作り方でないとカルバドスを名乗れない)というわけで、ツアーのメンバーでぼくだけが大興奮でした(もちろんガイドは知ってるので酒屋を探してくれたけど)。
とまあこんな感じだった。フランスはまだまだいきたいところが山ほどあって、あと何回行けばいいのかという感じ。また行こう。
AOC法:Appellation d'Origine Contrôléeってやつで、農業製品やチーズ、バター、ワインやコニャック・アルマニャック・カルバドス・シードル等に適用される。特定の作り方や品質評価、果てには売り方といった細かい条件を満たしたものにのみ付与される品質保証。ワインのボトルに良く書いてあるAppellation ○○ ContrôléeってやつはAOC法準拠のワイン。
いろいろと厳密に決まっていて、たとえばブランデーでも特定の場所、作り方でしかコニャック(ブドウ)やアルマニャック(ブドウ)、カルバドス(リンゴ)を名乗れなかったり、ワインなら特定の場所は畑の区画まで指定されていたりする。