フランスでわざわざシャンパンメーカーまで行ってシャンパンを買ってきたよ。
シャンパンメゾン(つくり手)は見学ができる
シャンパーニュ地方の酒と言えばシャンパーニュ(以下酒についてはシャンパンで統一)。せっかくなのでメゾンを見学したい。
シャンパーニュ地方は広いため、複数回ろうと思うとちょっと大変。
ぼく自身は酒は好きだけどシャンパン自体はそこまで好きなわけではない。
というわけで、パリからのアクセスが良好なランス(Reims)で適当に行けるところを探すことに。
なおランスは世界遺産が二つあり、そのうちのひとつがこのシャンパン(シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ)。
どうせならまあ、世界遺産登録がされているのを見たいよね。
世界遺産に登録された、見学ができるシャンパーニュメゾン
フランス政府観光局のページにシャンパンメゾンの見学可能なところがまとめてあった。
Cellar Visits - Union des Maisons de Champagne
今回はこの中でも世界遺産の登録がされているところを選ぶことに。
ランスで一般見学が可能、かつ公共交通機関のみでたどり着けるのは…
- テタンジェ
- ポメリー
- ヴーヴクリコ
というかんじ。なので、今回はテタンジェを訪問してみた。
なお、世界遺産にこだわらない場合は好きなシャンパンメゾンを訪問するのがいいかと思う。予約必須。特にこだわりがないならG.H.マムとか駅から近くて行きやすい。
テタンジェの予約
テタンジェの場合、オンライン予約が可能。登録して、試飲メニューを選んで、決済。
ぼくはせっかく行くので、いいやつにしたろ!とか思ったら60EURもして真顔になった。結果的によかったけど。
予約自体は難しくないけど、フランス語と英語の2つがあるので間違えないように。
ここからどうぞ。
実際にテタンジェを見学
テタンジェはちょっと観光地からは距離があるので、サンレミ聖堂と併せて見るといいかな。
門。
受付のところ。予約時の紙は印刷してなくても、予約だけ確認できれば大丈夫みたい。
カーヴの中を降りていく。年間を通して10℃しかない上、階段を上り下りするので動きやすく調節しやすい格好で来た方が良いかな。春や秋なら格好的にそのまま来れるかな?なお、戦争の爪痕も見られる。なお、しんどい階段の上下があるので歩きやすい格好で行きましょう。
説明。もちろん英語。自信がない場合、酒関係の用語を覚えておくと多少わかりやすいかなとおもいます(fermentationとかageingとか)。ぼくは英語は苦手だけど酒関係の単語はわかるので助かった。
さらに降りる。上下で時代が違うとか言ってたような。
というわけで構造も違う。
一通り見たら試飲会場。課金額によって飲める酒が変わります。
というわけで、ぼくが選んだのは最高額60ユーロセット!こんなの選んでるの30人中3人だけ()
内容は普通のやつ(NV)と、Taittinger Comtes de Champagne Blanc de Blancs、Rose(どちらも2007)。60ユーロでこれ飲めるのやばいっすね。課金して良かったマジで。
【ノーベル賞晩餐会で提供された珠玉のシャンパン】テタンジェ ブリュット レゼルヴ [ スパークリング 辛口 フランス 750ml ]
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まあ結構高いっすね。
個人的な好みを言えばComtesのブランドブランが一番おいしかったかな。ロゼは好きな人は好きかも?
で、お買い上げ。日本で買うとアマゾンとか楽天で18000円程度のものが95ユーロ。ヤスイ!
楽しくてうまい、たのしいシャンパンメゾン見学
というわけで見学してきた。
60ユーロで高級なシャンパンまで飲めて、見学も付いてくるのでかなり楽しめる。世界遺産のカーヴも見られるし、これは来ない手はないっすね。
ランスはパリからのアクセスもとても良いので、パリ観光のついでに訪問するのもアリだとおもいます。
なお電車は満席で予約の変更ができなかったので、早めの予約がいいです。はい。
ランスへのアクセス
ランスへはパリからTGVで50分程度(ランス南部にもTGV駅があるけど、Gare de Reimsが一番便利)。日帰りが十分に可能な立地。
泊まりたい場合、フランスの国際ホテルチェーンであるアコーホテルズのホテルがいくつかあるため、そちらで予約するといいかな。
TGVについては別記事(一昨日の更新記事)参照。
シャンパンとは
シャンパンはフランスの産地統制法(AOC法)で規定された「スパークリングワイン」の一種。すべてシャンパーニュ地方で作られる。
AOC法で規定されているってところがミソで、これによって「すべてのシャンパンは必ずフランス産、というかシャンパーニュ地方産」であるってところに注意。
また、シャンパンの製法はきっちり決まっていて(この辺はガバガバなカルバドスやシードルとはかなり雰囲気が異なる)、またワイン好きはイk…細部までこだわる性質を持つ方が多いため、このへん間違えると面倒なことになるので注意。
酒に興味がないとこの辺どうでもいいかもしれないけども…。
種類はまあ…いろいろあるけどここでは触れません。ぼくも詳しくない。