kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

旅行は普通どのくらい行くもの?いろいろ考えてみる

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ぼくの周りを見回すと多頻度旅行者ばかり。実際これは少数派なのはわかっている。

 

 

 ぼくの昨年度の旅行頻度はというと、だいたい月に1~2回程度だった(飛行機移動だけではなく、半分程度は鉄道移動)。さて、普通はどのくらい旅行をするものなのか?

 

 

 

日本人の平均は国内旅行は1.26回しか行かないらしい

 

JATA(日本旅行業協会)の2014年統計を見てみると、

国内旅行の一人当たりの宿泊数は年間2.06回(!)旅行回数にして1.26回(!!!)しか旅行をしていないらしい。

 
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日本旅行業協会(JATA)ホームページより。国内旅行での一人当たりの宿泊数、回数の推移。年々減少傾向みたい。

 

 

さらに海外旅行の統計を見ると、東京都は人口に対して20%、日本全体では13%程度。ただしこれは人口に対してであり、実際には少数の多頻度顧客が回数を増やしているのでは?とも思える。どちらにしろ、回数としては国内旅行の1/10と考えれば良さそう(あくまで平均として)。

 

 

ちなみに、このデータは観光庁調査から引っ張ってきたものみたい。元データを見てみると、こちらは業務出張やそれ以外のことも含まれる(目的は何であれ旅行をしたかどうか)。2017年1~3月の速報版を見てみると、観光旅行の宿泊数は1.57回。それ以外の出張等を含めると2.40回。1月は年末年始で旅行をした人も多かったと思われるので、1年でならせばJATAのデータと一致するのだろう(年末年始は旅行して、お盆は里帰りとか)。

 

海外旅行はほとんど行かない人が多いみたい

 先ほどのデータについてさらに海外旅行を見てみると、経験率が2.54%(業務出張含む)!この期間に旅行した人が2.54%というのは1年に直して単純に足した場合でも10%程度にしかならない。ということは、日本全体で13%という先ほどのデータとの差は多頻度顧客が一人で複数回行ってることになりそう(なので、実際には日本国民の上位5%、観光だけの場合さらに少ない一握りの人間が繰り返し旅行をしていることになりそう)。

 

さらにこんなデータも。日本国民のパスポート保有率は24%程度(探せば記事出てくるけど、元データはおそらく観光庁)。

 

こちらはまた日本旅行業協会が出していた資料(「海外旅行に関する調査」調査報告書:PDF注意)。

こちらではインターネットで40歳未満の若年層へ旅行に関する質問をしている。ここでのパスポート保有率は44%と、国の統計とは開きがある。おそらくは旅行へ行く層は電子機器をそれなりに使える層であることが伺える(パスポート保有率は世代が上の方が高いため、若年層でパスポートを持っている層は情報感度が高いのでは?と仮定する)。

 

しかしこの層でも海外旅行を一度もしたことがない層がなんと38%。10回以上したことがあるのは8%しかいないことになる。

 

 

このデータを単純に考えると、10回以上の海外旅行をしたことがある層は上位8%に入るということになる(PCでアンケートに答えられる層であることを勘案すれば、実際には4%程度になると思われる)。

 

どちらのデータでも上位5~10%の人間が、頻繁に旅行をしている姿が浮かび上がる。

 

 

上位5~10%の人はどのくらい旅行をするのか

旅行をするなら確実に作るものであるマイレージカード(航空機を利用しない人でも持っていることが多い)。

まずはこちらの話。

 
JGC会員数(JAL)とSFC会員数(ANA)を考える - やじり鳥

 

 航空機の上級会員はどのくらいいるのか?と考えると…JALとANA両方持ってる人もいると考えると、おそらく合わせて50万人、さらに他社合わせて55万ってところではないかと思う。ただJGCとSFCは非アクティブユーザーもいるため、実際に旅行する層は30万かもっと少ないくらいかもしれない。

その中で海外に渡航する割合はちょっとわからない。

 

上位5~10%のさらに上位5~10%が頻繁に旅行している?

30万人というと、旅行できる世代が8000万人としても0.3%ということに。では8000万人のうち、それなりに旅行をする上位5%は?と考えると400万人。30万人は旅行をそれなりにする層である上位5~10%のうち、さらに上位5~10%の人間である、ということになりそう。

 

 

 

ここまでを整理すると

  • 日本国民のうち、年に複数回旅行するのは上位5~10%では?という仮説
  • そのうちさらに上位5~10%は、さらに頻繁に旅行をする高頻度旅客

 

 

 さらに、この上の上級会員資格もある。これはデータが無かったのでわからないけど、いままでのこの感じから察するに、おそらくは上級会員のうち上位5~10%が最上級会員なのでは?と考えられる。50万人の5~10%は2.5~5万人。こんなとこ?

 
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たぶんこんなかんじ。

 たぶんトップ層は月に2回以上旅行している

さて、最上級会員になるにはやはり頻繁な飛行機搭乗が必要。ぼくの今年前半の搭乗回数が20回だったので、最低限10回(搭乗回数として20回)は必要と考えれば、これに加えて鉄道や車での移動等を足せば15~30回は旅行してることになりそう。

 

 

さて、もちろん航空機が嫌いで旅行好きな人もいる。その辺を考えても5万人程度が年に20~30回以上、月に2回程度の旅行をしてる、と考えられそう。というかんじ。

 

 

これらを踏まえると、大多数の人は数年に1度~1年に1度くらいの頻度で旅行をし、それよりもう少し頻繁な層(航空会社のステータスがつかなかったり、LCCしか使わない層)が年1回~5回、航空会社のステータスを持っているような層がさらにそれなりに旅行をしていて、最上級会員になるような層が年間30回というような感じではないかなぁと思う。

 

だからどうした?というわけじゃないけど、まあやっぱり僕は一般人の範疇からはそれてしまっているだろうなぁと再認識したところ。

 

 

※数字に関してはあくまでも概算、予想