SeatGuruのおはなし。
航空機のシートマップ検索の最大手、SeatGuruだが…100%信用しちゃダメよ
SeatGuruは各社のシートマップ(機内の座席配置のこと)が見られるサイト。
SeatGuruの良さとして、「そのシートがいいかどうか」がわかるというのがある。例えばリクライニングができないとか、騒がしいとか。
ただ…ここ最近明らかにおかしいと感じることが多くあった。というわけで、(このブログを見てるような人には当たり前だと思うけど)なんでもかんでも信用するわけにはいかないよという注意喚起を。
シートマップが間違っている
マレーシア航空のA380の座席配置が間違っていたことは以前書いた気がするけど、今回はイベリア航空で同じ事例…というかよりひどいことがあった。
これですね。これは1列SeatGuruの方が多かった。
今回のイベリアの場合は…
MAD-NRTのIB6801を検索したとき、ビジネスクラスがない!?となったら…LEVEL(LCC)のシートマップやんけ!!!!!!
まあそれはすぐわかったので良いんだけど…イベリアのA330のシートマップ、正しいのがないんですね。
まずはJALから見た座席指定の画面。56列目まである。
こちらがSeatGuru(1つめ)。42列目までしかない。A330は2つあるので、念のためもう一つも見ると…
こちらもちがいますね。
というわけで、SeatGuruにはイベリアのA330のシートマップが…
- 足りてない(成田線の仕様がない)
- そもそも間違っている
のどちらかである、ということがわかる。機材変更の可能性を考え、他の機材で似た配列を探したけど、なかった。
シートスペックが間違っている
で、次はこちら。ANAの国内線仕様の787-9を見てみると…。
エコノミーのシートピッチ34インチ…!?(実際は31インチ)。おそらく国際線のものをそのまま引っ張ってきている。
今回はわかりやすくANAのを引っ張ってきたけど、この間違いはちょこちょこ見つけられる。
まとめ:あんまアテにならないから、各社のサイトで確認した方がいいよ
というかんじで、アテにならないというのはおわかりいただけたかなと。各社のシートマップをお手軽に見ることができるのは確かなんだけど、肝心のデータが間違ってるようでは意味がない。各社のサイトで確認するなり、実際に座席指定する段階で考えるしかないかな、と思った。
各シート位置ごとの評価はある程度はアテになるかなとは思うけど(例えばトイレが近い席はうるさいとか、そういう話は仮にシート配列が違っていても参考になる)、それ以外は考えてもしかたなさそう。
シートピッチとかは…これはもうどうしようもないですね、似た機内仕様の他社といくつか比較して、その値が正しいのかどうか確認するしかないのかも。JALやANAは機内仕様についてかかれたページが(公式非公式問わず)多いため、それらと比較して考えるってのもあり。
まあ、そんなかんじ。なんでもかんでも信用できるわけじゃないよ、ってことで。