モスクワではプーシキン美術館に行きたかったんだけど、月曜定休!ということでやることがなくなったのでブラブラしてみた。
トップは散歩中の風景、トラムがある風景っていいよね。
モスクワを散歩する。歩道が広くて歩きやすい
もともとぼくは好きな街では気が済むまで歩き回るようにしているんだけど(ヴェネツィアやパリ、トレド等でもやってるけどこの辺はまだ歩き足りない)、モスクワではクレムリン周辺しか歩いてなかった。なので今回はホテルのあるパヴェレツ駅からクレムリンまで歩き通し、さらに気になっていたロシア式餃子を食べてみることにしてみた。
街中の風景としては欧州感がありつつ(特に国境を接するフィンランドやエストニアのようなエッセンスを感じる)、どこか荒廃したロシア的な雰囲気もあり…なんというか、これはこれでアリな雰囲気。
北欧的な雰囲気もあるけど、やはりロシア。ちょっと薄汚れている感が寒々しい空に似合う。
この辺は言われなければロシアってわからないかも。
教会はやはり立派。そしてロシア正教の教会は独特な雰囲気。
公園とかの雰囲気はいかにもロシア!みたいな。基本的に公共施設は立派。また、道路は(出来はともかくとして)歩道が広くて歩きやすい。
地下鉄駅も立派。
その割には民間の建物は結構ボロかったり。
それ以外のモスクワ。まーなんというか、寒々しい感じ。モスクワっぽくていいよね。
ロシア式餃子「ペリメニ」とペリメニ専門店「レビム・イ・ヴァリム(Lepim i varim/ЛЕПИМ И ВАРИМ)」
で、モスクワにペリメニ専門店があったので散歩のついでに訪問してみた。
店はちょっとわかりにくい場所にある。建物の下の空間を通るとすぐお店。
メニューは英語メニューがあるほか、店員はだいたい英語が喋れるため安心。
クレムリンからちょっと北に行ったところ。歩いて行ける…というかクレムリンからは歩くしかない。
というわけで実食。まずはスープ。
チキンのスープはちょっとぬるかったけど、チキンのダシがよくきいたスープでおいしい。
続いてペリメニ。一番普通っぽいやつにしてみた。10個。
ロシア式餃子と書いたものの、れっきとしたロシア料理の「ペリメニ」。近隣諸国から伝わったものが定着した…という説が有力らしい。
見た目は餃子より丸っこいほか、皮が分厚くなっている。調理法としては「焼き」ではなく水餃子。
また、餃子と違いサワークリーム等で食べる。
味は完全に餃子。ハーブや味付けの面で西洋風に寄ってるけど、しょうゆがほしいレベルで餃子。サワークリームを使うのが普通らしいけど(ソースはいろいろあって、別途購入するかんじ)、日本人的にはサワークリームよりそのままかしょうゆで食べたい味。しかしうまい。
触感としてはかなりもちもちで食べごたえがあり、それでいて上品なかんじ。噛むと汁があふれ出てくるのも良いですね。
ビールもあったので飲んでみた。
どちらかというとファストフード的な位置づけらしいので、気軽に食べられるのもよい。上記二品に加えてビールも飲んで512ルーブル(1000円しないくらい)と格安で、お店として成り立つのか不安になるレベル。ちなみに店員のおにーさんはめっちゃ強面だったけど、英語が喋れてなおかつ親切(ただロシア人らしく、微笑んだりはしない)。
というわけで満足。日本でも食べたいな。
まあこんなかんじでした。モスクワは…いかにも典型的なロシア感もあるけど、若い人はそこまででもないので結構楽しめる。というか食事が案外…というよりめっちゃ美味しいので個人的には結構好き。ビザの問題がなければもっと流行りそう。