kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行します。2日に1回のペースで更新(たまに毎日)。JL-DIAと Marriott-PLT, SPG-PLT, accor-Gold。訪問国数:20

週末トラベラーに向くホテルチェーンを探す。IHGの価格変動率の高さが目立つ

にほんブログ村 小遣いブログ JALマイル・JGC修行へ

 ホテルのお話。

 

 

ぼくの場合、国内旅行に行く場合は基本的に直前予約が多い。なので基本的にホテル手配もギリギリになる傾向がある。で、IHGのポイントを延命するべくホテル予約をしようと思ったら…べらぼうに高い。特に大阪なんてホテルグレード的に全然違うはずのホリデイインと同程度の価格でSPGのシェラトンやマリオットのコートヤード新大阪に泊まれるようなこともあった。ぼくは国内宿泊においては1泊一人7000~15000円くらいが相場だと思っているので、それを大きく逸脱する場合旅行自体を中止することもある。
この状況にイラッとしたぼく、各ホテルチェーンの価格調査をしてみることにした。

各国際ホテルチェーンの価格調査

 

対象としては
・IHG
・ヒルトン
・マリオット(SPG含む)
・アコー
※ハイアットは全体的に宿泊代金が高額であるため対象としていない

 

で、都市としては3つ以上(ハイアット除く)の国際ホテルチェーンがある都市として
・東京(IHG・ヒルトン・マリオット・アコー)
・名古屋(IHG・ヒルトン・マリオット・アコー)
・京都(IHG・マリオット・アコー)
・大阪(IHG・ヒルトン・マリオット・アコー)
・那覇(IHG・ヒルトン・アコー)
宿泊の日程としては
・繁忙期(8月)の休日予約(3週間前)
・通常期(10月)の休日
・通常期(9月)の平日
の3通りを検索してみた(通常期の平日を9月にしたのは、9月10月は3連休が重なるため合間の平日は価格が安く出るのでは?と期待してのこと、また通常期の休日は3連休ではない日程を選択した)。
以下、その結果(読めますかね…?)。

 

表. 各地域ごとの価格と価格変動率一覧

f:id:kinako_yuta:20180808202143j:plain

各地域ごとに1人の宿泊費と価格の変動率を集計した。価格の青は地域ごとの最低価格、薄青は二番目に安い価格。価格変動率の赤は変動率が最も高いもの。

とても当たり前な話だけど、エントリークラスのブランドがある東京、京都、大阪においてはエントリークラスのホテルが最安となった。ただ、この中で面白いのは「ホリデイイン大阪難波」の異様な高さ。他チェーンであるとはいえ、グレード的にはもっと上のはずのシェラトンより常に高い上、同チェーン内の上位ブランドであるはずのクラウンプラザより高いという謎仕様。IHGに詳しい人いわく、「HI大阪はいつもそう」だそうで…。

さて、表の右端には最安値と最高値、またその比である「変動率」を記載した。ぼくの個人的な印象から、IHG系のホテルは変動率が高い(=価格が残室連動する度合いが高く、そのため週末は料金が跳ね上がる)のでは?と仮定してこの項目を入れてみた。さて、実際どうだったかというと…よくわかんないっすね。なので各ホテルチェーンごとに変動率を散布図にプロットすると…。

 


f:id:kinako_yuta:20180808202213j:image

図. 各ホテルチェーンごとの変動率散布図

横軸は各ホテルブランド、縦軸が変動率。青は各ホテルの変動率、横に添えた赤丸はそれぞれの平均値。IHGが変動率が最も高い結果となった。

 

ヒルトンの1点(ヒルトン大阪)を除き、ヒルトンは全体的に変動率が低く、IHGは全般的に変動率が高い、という傾向が浮かび上がってきた(標準偏差を計算しても同様の結果)。
とはいえ、高級ホテルは平日に安売りすればその分変動率は高くなるのは仕方ない(この時点で価格高めのヒルトンの変動率が一番小さいのはおかしくなってしまうけど、おそらくホテルチェーン的な考え方の違いがあるのでは?)。ということを考えてIHGの高変動率のホテルを見てみると…エントリーから高級クラスまでまんべんなく変動率が高い。つまり、IHGは全体的に客室の料金をダイナミックに変動させているのではないかと推測した。これに関しては推測の域を出ないし、本当にそうなのかはわからないけど、少なくともここで得られたサンプルからはその傾向が読み取れる(この結果についてはIHG-マリオット間では1%の危険率で帰無仮説(IHGとマリオットの価格変動率に差はない)を棄却できる、その他のチェーンについては有意差はないものの…という結果)。
なお、他のホテルチェーンは高級クラスがそもそもほとんどないアコーを除きすべて高級クラスの変動率が高い。ということを考えると、ぼくの推測(=高級ホテルのほうが平日安売りする分変動率が高い)はある程度当たっているのでは?と思った(小さな違いではあるけど、都市部と異なり観光需要に頼る部分が大きい地方ではよりこの傾向が強いのではと考えられる)。

 

お得な使い方を考察する


さて、これらのことから推測されるのは…
・国内のIHG系は価格変動が大きい
・価格変動が大きい=おそらく客の入りも良い、客室が埋まるのも早い
・価格重視で選ぶ場合、相当前から予約を確定しないといけない
というかんじなのかな?と。ということを考えると、IHGをうまく使うためには
・平日の宿泊
・海外でポイントを稼ぎ、国内ではポイント宿泊
・週末は飛行機手配と同時にホテル確保
という具合かと。

さて、かといって他のホテルチェーンが最適か?と言われるとそれも微妙。というのも週末宿泊だとどこも1泊1万円を超えてくる。ちょっと厳しいですね。なので、現金宿泊の場合のみ考えるとタイトルの「週末トラベラーに向くホテルチェーン」としては、「場合による」としかいうことができない(というか国際ホテルチェーンは向かない)。

ポイント宿泊のレートを考えれば、IHGとマリオット(SPG)は比較的お得と言えるのでは

で、宿泊費が高騰している場合に力になるのがポイント。しかしアコーのポイント派単純な割引制度でしかないほか、ヒルトンについては必要ポイントが可変で使いにくい。ではIHGは?というと地方での宿泊においては低ポイントでの宿泊が可能なほか、IHGは馬鹿みたいにポイントを送りつけてくる。

たとえば宿泊費が高騰しがちな札幌では一人1泊1万を超えることは珍しくない。そういった場合でもホリデイ・インすすきのは20000ポイントで宿泊可能で、0.5円程度でポイントを仕入れている場合は1万円程度で(しかも複数人でも!)泊まれることになりこの場合は十分に安いと言える(取れるかどうかはともかく)。

マリオットのポイントは決してためやすくはないものの、SPGのポイント購入やキャンペーン等の多さから割と稼ぎやすい(統合でポイントセールがあるかは不透明になりつつあるけど)。こういったことを考えると、ポイントでの宿泊のレートがお得になる可能性があるIHGやマリオット(SPG)は週末トラベラーにはある程度向いている、特にIHGはポイントさえあれば向いているということができそう。というか、ポイント宿泊を前提に考えないと、国際ホテルチェーンにおいてはコスパが悪い、と言えると思う。