買ってみた。
Xiaomi Redmi Note 10 Proを買った
Redmi note 10 Proは中華メーカー・Xiaomi(シャオミ)のスマホ。
安くてコスパのよいスペックが売り(まあ、中華スマホってみんなそんな感じの売り方してますが)。
ウリとしては
- 6.67インチ,120Hz駆動の有機ELディスプレイ
- 1億800万画素の広角カメラ、超広角、望遠マクロ、深度センサーの4眼カメラ
- 6GB大容量メモリ
あたり。まあ、スペックに関しては正直なところソフトの方が重要だと思うので適当に下記に置いておくとして…。
Xiaomi Redmi Note 10 Proのスペック
スペックは以下の通り。
- プロセッサ:クアルコム Snapdragon 732G(ミドルレンジ, 8コア)
- ストレージ:128GB
- RAM:6GB
- サイズ:164×76.5×8.1 mm 193g
- ディスプレイ:6.67inch AMOLED 2400×1080 FHD+ リフレッシュレート120Hz
- リアカメラ:
- 1億800万画素 広角カメラ
- 1 /1.52インチセンサー f/1.9
- 800万画素 超広角カメラ(118°) f/2.2
- 500万画素 望遠接写カメラ f/2.4
- 200万画素 深度センサー f/2.4
- 30fps 4K撮影等
- フロントカメラ:1600万画素 f/2.45
- バッテリー:5020mAh, 33W急速充電
- 対応ネットワーク:
- 4G:FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
- 4G:TDD-LTE B38/40/41(2545-2650MHz)
- 3G:WCDMA B1/2/4/5/6/8/19
- 2G:GSM 850 900 1800 1900 MHz
- その他:
- 指紋センサ・顔認証、NFC(FeliCa非対応)、デュアルNanoSIM、MicroSDカード、3.5mm イヤホンジャック
というわけで、5G非対応のミッドレンジスマホ、という形。とはいえ現在のミドル機は十分な性能があるため、基本的な操作をする分には十分な性能がある。
また、最近のトレンドである超広角カメラやAIによる顔認証のような機能が搭載されており、重たいゲームをしない限りは問題ないんじゃないでしょうか(差が分からないわけではないことに注意)。
また、5Gとおサイフケータイに対応しないのは弱点。この辺が重要な人はそもそも買っちゃいけないですね。
中華スマホに対する不信?というかなんというか
中華メーカーのスマホはこれまでファーウェイしか買ったことがなかった。ファーウェイのスマホはまあわりとどれも良かったです。
ただ、米国との関係でファーウェイはわりと大変なことになっているので…下記の心配が出てきた。
個人的に中華スマホを買うにあたり心配だったのが、
- Androidとしてちゃんと使えるか?(米中摩擦の影響)
- 情報管理
- 品質
あたり。
このうち、Androidとして~に関してはRedmi Note10 Proは純正Androidとは異なる(EMUI)。ただ、Googleサービスは今のところちゃんと使えるし、ストアもOK。
アップデートに関しては不透明だけど、いきなりすぐ使えなくなる、ということはなさそう、と判断して購入した(こればかりはわかりません、絶対おすすめとはいいがたい)。
情報管理については…これはまあ、あきらめる&自衛しかない。
あんまり重要な情報はいれないようにはしているけど、こういうの気にする人はそもそも中華スマホはやめた方がいいですね。
言うまでもないことかもしれないですが、リスクは0か100かではないので、取捨選択が必要だとおもいます。
自身が国防を担うような企業体にいるとか、最先端の研究をしているような人は避けた方が無難かとおもいます(ぼくは研究所には持っていかず、通常時&旅行専用にするかなと考えている)。
品質に関してはIIJの端末補償サービスに加入した。まあ、これ以上はどうしようもないでしょう。
開封・本体画像
実際に開封していく。
箱。ふつうです。
中身はUSB-AtoCケーブルとACアダプタ、
あとカバー。ちなみに本体には最初からフィルムが貼られています。品質はいまいちですが。
SD/nanoSIMスロット。ちゃんと別々に刺せます。
また、DSDV対応。
カメラは出っ張っているので、カバーは必須かな。
使い勝手とか
まあなんというか、普通のスマホです。
そこはかとない中華っぽさというかなんというか、そういう感じはやっぱりあるので、そういうのがきらいな人はやめた方が無難。それ以外は特別変なこともないというか、いたって快適。
動作の見た目はぬるぬる。リフレッシュレートを120Hzにすると異次元のぬるぬる。ただこれ意味あるのかな…(普通の動画のフレームレートは高くても60fpsだから、120Hzはオーバースペックに見える)。
数が出る普及帯の機種で使えるってことは、今後の普及の後押しにはなるだろうとは思うので、業界的な意味はあるんじゃないかと思うけど、ユーザーとしてはあんまりメリットがないんじゃないかと個人的には思っています。なお、ぼくは不要なので60Hzにしている…。
実際の動作というか、レスポンスについてはどうしてもハイエンド機にはかなわない。まあわかっていたことですが。
持った感じとしてはGalaxy noteより横幅が短い分持ちやすいかな?ってかんじ。カバー次第で逆転する程度ではあるけど。
性能面
ゲームに関しては…結構厳しいかなという印象。あまり激しいゲームをやるわけではないんだけど、原神はまあ結構…いやかなり厳しい(これは予想通り)。最低の設定でないと難しいかな…(最近はAndroidではやらないので問題にはしません)。
ウマ娘はちょっとカクつくこともあるけど、ふつうにできる。
価格comの評価とかを見ていると、ツムツムがきついって話もあったので、タイムラグが気になるようなゲームは向かないのかもしれない。
そういうのやらないならまあ問題ないかなと。
重量
ぼくがメインで使ってるのはGalaxy Noteシリーズなので、あまり重く感じません。
ただ、普通は重く感じるとおもいます。はい。
重心が本体の下部にあるのか、縦持ちだと少し軽く感じるのはいいところかな。
カメラ
これに関しては別途記事を書こうかとも思っていたけど、速報的に。
使い勝手は特に問題なし。ただ、1億800万画素のメインカメラは正直かなり厳しいんじゃないかという印象。無駄にストレージを食うだけです。
結構カメラでイキってる印象だったので期待していたんだけど、まあ価格よりはかなりいいかな、くらいの印象。ただ、いまミッドレンジ~古めのハイエンド機を使っている人にとってはかなりのインパクトがありそう(個人的にはスマホとしてなら充分すぎる性能だとおもいます、便利だし)。
個人的には超広角カメラがある一点で評価が変わるので、これに関しては大変良いです。超広角カメラはホテルの部屋の撮影には大変便利なんですね、はい。
ただ…シャッター音はどうにかならなかったのかな…(一応消すことは可能なので、ググってください。他社より簡単に消せる点はよい)。
被写体はiPhoneSEでスーパーマクロモード。
んー、まあ思ったより悪くないです。
ただ、かなり寄れるのでおもしろい使い方もできそう。動作はキビキビしてるし、不満はないです。
外観
これはまあ、主観なんですけど。
正直、いまいちです。いかにもミッドレンジ的な、そして中華的な雰囲気。どことなくこう…というかんじ。まあカバーしちゃうから大きな問題にはならないとおもいますが。
同様の理由で、カメラのでっぱりもどうでも良いです。どうせカバーするんや!
総評:お値段以上、旅行用サブスマホとしては最強か?
というわけで、普段ハイエンド機を使っている身としてはちょっと厳しめの評価になっちゃった。
特に、一番の売りのカメラがそこまで…というのが気になるところ。悪くはないんだけど、そんな推せるようなものか?と思ってしまう。
変に1億画素とかをウリにしないで、もう少し実際の画像の作りこみにお金をかけた方がいいんじゃないかな…と思わずにはいられない(いや、写りは悪くはないというかスマホとしては普通に良いんですよ念のため)。
ただ、普通に使える上、2枚のSIMが入って、さらにmicroSDも同時使用可能、DSDV可(2つのSIMどちらも待ち受けできてVoLTE利用可能)、思い出を残しやすい超広角カメラ…と、旅行に必要な性能はしっかり持っているんですよね。
しかも低価格なので、海外旅行用のサブスマホとしては最強なんじゃないかと思う…んだけど…コロナ…。
正直なところ、PR記事やXiaomiから提供を受けて書かれているブログ記事が持ち上げすぎだとおもっています。ミドルレンジ機なので、その中ではコスパは抜群でハイエンド機に届くところもあるけど、最新のフラッグシップモデルに勝てるわけがないよなと当たり前の結論に落ち着く感じ。
いやまあお値段的に当たり前だろ?というかんじなんですけど、ファーウェイはS●●●あたりのフラッグシップモデルよりカメラ画質がよかったりしてたので、そういう感じを期待してました。はい。
まあ、中華スマホに対して忌避感がなく、かつおサイフケータイが不要であるならばかなりのインパクトがある機種かなとおもいます。スマホに10万も出してらんねえ!!的なかんじの人にはものすごく刺さる機種なんじゃないかな。