海外でプリペイドSIMを買うこと。これ、僕や僕のフォロワーの人たちは当たり前にやっている。ガジェクラだけでなく多くの人がやっている。大して難しくもないものと考えているだろう。
僕の大学時代の友人(女性)が最近欧州に行ったのだが、ありがちな失敗をしていたのでその顛末でも書いてみる。
ここまではいたって普通で、誰もが踏む手順。
しかしここで罠が待ちかまえていた。
SIMネットワークのロック解除PIN?
僕も経験あるが、ドコモ以外のSIMを刺すと入力を求められることがある。ちょっと詳しい人なら対処もわかるし、すぐドコモに電話すりゃなんとかなる。(+81-3-6832-6600、ドコモ回線なら通話無料)
しかしこんなのすぐに思いつかないわけで…。
焦った彼女はどうしたかというと、SIMフリーケータイを買うという手段に出る。ガジェクラもびっくりの行動力だ。
というわけでLTEは繋がらないわけで、APN設定ができない!って感じのところで僕に相談が来た。彼女にとっては新品で売られているスマートフォンがまさかLTEに繋がらないなんて夢にも思わなかった訳である。確かに日本だと全部LTE使えるし、バンドなんて気にしなくても使えるものね。
幸い、Xperia E1は8000円程度で買ったようで、日本で売却してもそこまで足は出ない。とりあえずはそれを使えばいいんでない?ということに落ち着いた。
…なお、持っていったドコモの端末、現地のLTEバンドを掴めないやつでした。というオチも待っていた。
この出来事でいくつかのことを感じた。
不親切だったドコモのSIMロック解除
ところが彼女の端末はS3α。
でもロック解除開始当時の端末って色々不親切だなぁと改めて感じた。あれじゃ普及しないよね。改善されてて本当良くなってるんだなぁという感想。
LTEのバンド?なんだそりゃ?
ガジェクラはこの辺詳しいので気にならないと思われるが、周波数とかバンドっていうやつが難解すぎてよくわからない、ってのは良く聞く話だ。
調べてから行けよと思わないこともないが、確かに混乱するだろうなとは思った。ちなみに彼女はservice modeの存在を知っていた!そのレベルでも混乱する…なのか、ただ単に偏っているのかはちょっとわからない。
キャリア販売って楽だなぁ
改めて思うけど、キャリアが回線とセットで売るのってこういうトラブルとは無縁なわけで、すごく楽だし保護されている。SIMロック解除義務化で回線と端末の分売は進むのだろうが、はたしてそれにサポートが追いつくのかどうか。まあ、やるしかないとは思うけど。
準備って大事
こういうことがあると、キャリアが行っている海外パケット定額やアメリカ放題、ああいうサービスってありがたいなぁとは思う。とりあえずネット使えなくても緊急避難的に使えるのは素晴らしい。ただ、このへんのコストをもう少し下げてはもらえないものかという感じはある。