網走と言えばここでしょう。
網走監獄は旧網走刑務所の建物を見ることができる博物館
網走監獄は現網走刑務所とは異なる「博物館」。昔の刑務所や囚人を北海道開拓や戦時の飛行場整備に駆り出した歴史を学ぶことができるほか、現代の網走刑務所の一端も垣間見れる施設になっている(今の網走刑務所はここではない別のところにある)。
なお、お支払はクレジットカードに電子マネーと多彩な決済手段が用意されててちょっと面白かった。
こちらは博物館兼売店。
北海道~樺太を舞台にした漫画・アニメの「ゴールデンカムイ」。網走刑務所の囚人たちが活躍(?)するほか、網走刑務所自体が作中に登場するため、聖地巡礼的な楽しみ方もある(漫画自体も面白いのでぜひ)。
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なおゴールデンカムイに登場するアイヌ文化の一端は各所のコタンで学ぶことができるので、そちらもおすすめ(ここから近いのは阿寒湖かな?)。
監獄見学を続ける。
タコ部屋(これは移動式の囚人寝泊まり用の小屋)。1本の丸太を枕として使用して、囚人を起こすのにその枕を叩いて起こす…というなかなかのパワー系なかんじ。
裏門。
水門もあったそうな(これは復元)。
網走監獄で刑務所を学ぶ
網走監獄では昔の刑務所から、現在の社会復帰のための矯正施設としての刑務所について学ぶことができる。
明治のころは政治犯的な者が多く、その後は重犯罪(そのため入れ墨が入った者が多かったとか)、そして現在(この建物じゃないよ)は軽めの犯罪者を収監しているそうな。
殺人を犯したらどうなるか?という話。逮捕状やらなんやらを見ることができる。
現在の網走刑務所がどうなっているか?という話。
現在の網走刑務所は冷暖房完備の人道的な施設になっているそうな。布団の上の棚は私物置き場で、本や身だしなみのための一式なんかを私有できる。ちなみにこの部屋は入れて、囚人になって写真撮影ができる。
打って変わって昔の囚人グッズ。鉄球を繋がれたり、囚人同士で繋がれたり…。
テレビとかでもこの木の手錠出てくるね。
網走刑務所の囚人を使って、北海道開拓が進められたという歴史的な側面があり、札幌から網走までの「中央道路」は囚人たちの犠牲の元に作られた道路だそうな(そもそもはロシアの南下政策に対抗するため、という歴史的背景もある)。
なお、その後は網走刑務所も農場を持って開放的な刑務作業になったり、模範囚だと街に行商に出れたりもしたそうな。
ゴールデンカムイでも出てくる舎房と中央見張り所
13~14巻あたりで出てくるやつですね。
中央見張り所。刑務官がここで見張りをするかんじ。
囚人気分になれるレストラン
網走監獄にはレストランがある。こちらでは普通の食事メニューのほか、現在の網走刑務所で囚人たちが食べているものを再現した「監獄食」がいただける。というわけで食べてみた。
監獄食B(820円)。麦飯にほっけの焼き魚定食。案外…というか普通においしい。囚人案外良いもの食ってますね。おためしあれ。
内部はこんな感じでけっこう広く、真面目に見てると2時間はかかるかな?普通に見れば1時間くらい。個人的なおすすめとしては10時くらいに行って、レストラン開店の11時すぎに見終わるようなかんじで行くのがちょうどいいんじゃないかと思った。