旅行中のトラブルに備えてということで。
トラブルの種類としては、
- 事前に対策をすれば遭わなくて済むもの(A)
- 対策をしてもある程度は食らうもの(B)
また、
- 対策をしないと命に関わるもの(1)
- 対策をしなくても死にはしないもの(2)
があると思う。それぞれについてみていこうかな(各トラブルについて、A-1とか表記が付いてるのは上の種類に対応している)。
また、マトリックス表にもしてみた(スリ置き引きとパスポート盗難ってかぶってね?と思うかもしれないけど、なくした後の対策もあるので)。
目に見えてるトラブル予防。虫とか雨とか
行く先によっては虫がいたり雨が降ったり…。
虫除け対策(A-1orA-2)。液体物の制限にかからない容量の虫除けを持っていこう
蚊に刺されるとかゆいけど、それ以上に困るのはデング熱やマラリア。ぼくも汚染地域に行くことがあるので、虫除けは一応携帯している。
日本国内とか、マラリアや重篤な感染症の汚染地域でない場合、(デング熱はあるにしても)蚊に刺されても不快な程度で済む。しかしマラリアなんかは死に直結するので、十分に対策をしておきたい。
だいたい日本国内でも海外でも使ってるのはこちら。
容量が少ないため、国際線の機内持ち込みも大手を振って可能。ただちょっとパワー弱め?ぼくは刺されないけど、結構普通に刺されるという話も聞く。なので今度は↓こちらに切り替えようかと思っている。
こちらは強力な虫よけには必ず入っているディート配合でより強力そう。ただ、肌の弱い人はやめておいた方がよさそうかな。あと子供は不可。
南京虫にも効果があるようなので、バックパッカー的にもアリなんじゃないかな。容量も小さいのでセキュリティチェックでトラブルになりにくいのも○。
手荷物として持ち込むための、パッケージ方法について
・100ml(g)以下の容器に入った液体物で、容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に、余裕を持って入れてください。
※100ml以下の容器であったとしても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込みができません。
・持ち込みにご利用できる透明プラスチック製袋のサイズの目安は、縦20㎝以下×横20㎝以下になります。マチ付きの物は容量が1リットルを超えてしまいますので、使用はできません。
透明プラスチック製袋はお客様ご自身でご用意ください。コンビニ・ホームセンター等でも販売しております。
※透明プラスチック製袋の持ち込みは、お客様お1人につき1つのみ。
成田空港ホームページより引用
機内持ち込みに関してはこんな感じなので、80mLのこちらの製品は取り扱いやすい。スーツケースの人はそのまま預けちゃえばOK。虫除けは本来容量大きくても持ち込めるみたいだけど、海外空港でそれが徹底されているとは限らないので化粧品なんかと同じように持ち歩くのがいいかと思う。
あとはこちら。
どこでもベープ 携帯虫よけ №1未来セット メタリックグレー 本体+取替
- 出版社/メーカー: フマキラー
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登山用にこちらを常に携帯している。ただ、どうしても身体に身につけるかカバンにつけるかしないといけないため、不格好になるのが玉にきず。なので液体タイプが一番楽かなとは思う。
温泉や突然の雨にタオルを持ち歩こう(B-2)
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) タオル ポケットタオルS 660ブルー 1700448
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- メディア: スポーツ用品
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タオルはこちら。タオルは快適装備としての側面と、雨対策の二つの面があると思う。これはわりとすぐ乾くもので、よく水泳とか登山で使うやつ。これがあれば、仮にタオルがないところで濡れてしまってもなんとかなる。フックがついているので干すのも楽、なんならかばんの表側につるしておける。いろいろなサイズがあるので、登山用品店で見ておくといい。海に入るときはいつも持っている。SEA TO SUMMITじゃなくて安い中華製のでもいいとおもいます。
雨対策(B-2)に折りたたみ傘とカッパを
雨は対策しないと風邪をひいたり、荷物がぐちゃぐちゃになったりといいことなし。雨対策は折りたたみ傘とこちらのカッパ。
(モンベル)mont-bell ストームクルーザージャケット Men's 1128531 GN グリーン XL
- 出版社/メーカー: mont-bell
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- メディア: ウェア&シューズ
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お高いストームクルーザーよりも、レインダンサーとかサンダーパスあたりでもいいかな、という気はする。ただ、ストームクルーザーはゴアテックスで劣化しにくく(他の透湿生地は加水分解を起こす)、収納袋付きで旅行のおともにはとても便利。あと着やすいしね。
あとはかばんにはレインカバーをかけるか、もしくはカッパをポンチョタイプにするのも手。
どちらにしろ、カッパはビニールタイプはおすすめしない。最低でも防水透湿生地のものを選ぼう。
腹痛に備えて整腸剤(B-1~2)
おなかがいたくなることもある。それに備えて整腸剤。ビオフェルミンのような乳酸菌製剤と、下痢止め(時と場合による)を持ってるといいかな。
でもなにより大事なのは「暴飲暴食しない」、これにつきる。
明らかにおかしな場合は病院に行くことも検討するべき。それに備えてクレジットカード付帯の保険なんかは保障内容を確認しておこう。満足な保証でなければ掛け捨てタイプの保険に入るのも手。
不慮の事態に備えて
このへんは考え方次第な気もする。滅多に起こらないならそのとき何とかすればいいやと考えるか、起きる可能性はあるんだから万全にしようと考えるか。
スリ、強盗、ぼったくり、詐欺対策(いろいろ)
盗難対策として一般的な
- 保管場所を分ける
- カードを別の場所に分散して持っておく
- 財布は肌身離さない、ポケットに収まるような小型の財布にする
- 鞄から目を離さない
また、トラブル対策として一般的である
- 怪しい場所、危険な場所には近寄らない
- 情報をよく収集しておく
- 話しかけてくる人には十分注意する
- 知らない人にはついていかない
- 後ろに人を立たせない
- 人気のない場所は特に注意するetc…
こういうことに注意するしかないのかな。こういうことに対する対策グッズはいろいろあるけど、、男性の場合は「小型の財布をズボンの前のポケットに入れる」だけでだいぶ違うと思う。というのもここは常に太ももと接していて抜かれてもすぐわかるし、何より太ももからの圧で歩いている状態から抜き取るのは至難の業だ。あとは胸ポケットあたりも良いのかな。
女性の場合は…パンツスタイルにするかセキュリティーベルトにするかくらいしかないのかね。
というわけでセキュリティーベルト。腹巻きみたいにつかうやつ。少なくともひったくりには強い。
あとは鍵。正直ナイフ使われたらどうしようもないタイプのかばんもあるけど、時間稼ぎにはなる。
パスポートの紛失に備える(B-2)
以前こんな記事を書いた。
写真と戸籍抄本を用意して、旅程は紙で印刷…とかやっとけばまあパスポートを盗まれるような不測の事態にはだいたい対応できそう。あとは上記のような対策をして、盗まれないようにすればなんとか。
テロ、戦争、天変地異対策(B-1)
これは正直どうしようもない(経験もない)。危険を避けるためには
- 危ないと思ったら近寄らない
- 外務省の海外安全情報をよく確認し、危険度のレベル次第では渡航自体を考え直す
- 現地に長期滞在の場合は在外公館へ在留届を提出する
- 短期旅行でもたびレジへ登録する
- 常に最新の情報に気を配る、また国際情勢や宗教、人種問題等はよく勉強しリスクの存在を認識する
- 地震の場合、揺れを感じたら必要なもの(パスポート、現金、クレジットカード、スマートフォン)をすぐに持ち、直ちに建物から脱出する
ってところ?
たびレジ。登録しておくと日本のニュースでは報道されないような事柄についてもメールで教えてくれる…けど、ちょっと多すぎることも。
起こってしまった場合、あると便利そうなものとしては登山用のサバイバルキットとかもあるけど、預け入れ出来ない場合は刃物は持てないし、このためだけに装備を増やすのも…。これに関しては手元にある材料でどうにかするしか無いと思う。服装としては動きやすいものを持っていくくらい?準備としてキャンプを一度経験しておくと少しは役に立つかもしれない。
あとはスマートフォンでいろいろな機能は代替可能なので、モバイルバッテリーを用意しておけば…ってかんじ?
起こってしまったテロや天変地異対策としては
- 常に非常口、避難ルート、連絡手段は確保しておく
- 身軽な装備で必要なものを常にもっておく(現金、パスポート、身分証明書etc)
- 恨み、非難を受けるような発言はたとえ日本語でも口に出さない
- 日本大使館、領事館の場所を確認しておく
戦争対策としては
- 政情不安定なところにはそもそも行かない
- 最新の情報には常に気を配る
- 日本大使館、領事館の場所を確認しておく
というかんじ。変になんでもかんでも持っていくと、逆に「荷物が多くて身動きがとれない」という状態になる可能性もあるわけで、荷物はやっぱり減らして行く方がいいかと思う。変に装備を増やすより、必要最低限で切り抜けることを考えた方が建設的。
航空機事故の場合は、基本的に離着陸時は靴を脱がない、大事なものは身につけておくくらいの習慣は必要なのかな(ぼくはそもそもビジネスクラスでの就寝時以外機内では靴を脱がないようにしている)。まああとは生きる気力。これにつきる。
そんなかんじ。