kinakoの便所の落書き

飛行機、旅行、モバイルの話が中心。飛行機やホテルはあくまで手段であって目的ではないというスタンスで旅行したいんだけどコロナのせいでめちゃくちゃ。2~4日に1回のペースで更新(体調不良のため更新滞ることあり)。記事の中身は記載時点での情報です。JL-JMXと Marriott-Gold, accor-Silver,IHG-DIAAMB, Hyatt-Discoverist。訪問国数:23ヶ国25地域

JALとANAの国内線コロナウイルス対応と、両社の対応差

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JALとANAの国内線コロナウイルス対応、同じようで結構違っている。

 

 JAL国内線&ANA国内線は両社ともにキャンセル、変更のキャンペーンを実施中

 JAL、ANAともに旅行の需要喚起というか、安心感のためにキャンペーンをやっている。ただ、中身は案外違っている。

ANAのあんしん変更キャンペーン



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ANAは6/26~9/30購入の、7/1~9/30までの航空券に関してはあんしん変更キャンペーンとして、355日以内の便への変更が無料になる。


7-9月限定!あんしん変更キャンペーン〜<おトクな運賃>予約変更時の取消・払戻手数料無料!〜※7月からの新規予約が対象 | ANA
ただし、あくまでも変更が無料なだけで取消の場合は通常通り手数料が課されるほか、変更する場合でも差額が必要となる。また、対象期間以前に購入した場合はもちろんこの取り扱いを受けられない。


たとえばSUPER VALUE75で押さえた9月の連休の帰省用航空券が、両親から来るな!と言われキャンセル…という場合には従来通りの払い戻しの取り扱いになるし、
8月の航空券を7/1にSUPER VALUE21で取っていたけど、直前に8月頭に先延ばしに…なんて場合にはVALUE3(設定がある場合)との差額を支払う必要がある。
変更先はその時に購入できる運賃であるため、直前の変更の場合は追加料金が課される可能性が高い。


JALの払戻無料キャンペーン


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で、JALもANAに追随したかんじ。ただ、JALの方がより期間が長くなっているほか、取消が無料となる。


おトクな運賃で安心の旅に出よう! - JAL国内線
JALの場合、7/3~9/30購入の、7/3~10/24までの航空券に関して、取消手数料が無料となる。払戻の手数料はかかるため、440円はかかる


ANAと違う点は払戻手数料(全運賃440円)は無料にならないのと、対象期間が長い、変更ではなく取消ができる、というところ。

 

どう違うのか?

 

ANAの場合、変更が無料になるものの差額が取られる。
JALの場合、440円でキャンセルができる。

どっちが得か?と考えると…

 

単純に変更したい場合

ANAの場合、期間内の変更は何度でも可、期間外へは1度のみ変更可。

期間内のみ、もしくは1度の変更で済む場合は差額のみの支払で済むため、JALと同運賃であると、ANAの方が440円分得となる。

 


2度目以降の変更を考えた場合は、JALの方が得になる。ここは数千円の差になると思われ、JALの方が有利。
ただし1度目の変更を55日前より先に変更→キャンセルした場合はJALと同じになる。なので、運賃によっては※実質同等。そこに気付けないと払戻手数料を払う羽目になる(ただこれ、このキャンペーンについては書かれていないので、確実ではない)。


このやり方をする場合は条件がJALとほぼ同じにはなるけど、手間が多いのでユーザーフレンドリーではないですね(55日前より前の払戻なら440円で済むわけだけど、このことを同じページで宣伝していないあたり、やってほしくないorやらないのだと想像)。

 

 

JALの場合、変更したいときは一度手持ちの航空券を払い戻してから新たに予約する形。そのため、1度の予約変更で済む場合はANAの方が有利…なんだけど、コロナの状況って簡単に予測がつくわけではないので、それを理由に変更するような場合は1度の変更で済むとは思えないので、払戻ができるJALの方が有利だと考えられる。。

 

※:JALと同等になるのは変更先がSUPER VALUE系運賃のみ、VALUE1/3/TRANSITについては5%+440円。変更先にSUPER VALUE系運賃の設定があることが必要

キャンセルしたい場合

払戻に関しては上記の通り。JALの方が全面的に有利で簡単になっている。


航空券の料金が同じであるならば、JALの方が有利


ANAは投げ売りに近い価格での販売もあるので、単純に同じ価格ならJALの方が有利とは前提が違っているために言いにくい状態ではあるけど…。
ANAのやり方は結構なんというか…これでいいの…?というかんじになっている。


経営的にお金をかき集めたい気持ちは分からなくはないけど(払戻の場合は一時的にでもお金が出て行ってしまうが、変更であれば出ていかないので資金繰り面でプラスになる)、こういうのって信頼にかかわってくると思うんですよね。


ここ最近の動き(JALの方が払戻対応が早かったり、JALは座席を満席にしない措置を行っている中、ギッチギチに詰め込んで飛ばしたり)を見ていると、色々大丈夫か?と思う。
運賃規則自体もよく見比べると(この件に限らず)JALの方が有利だったり。
なんだかなぁとおもいました。