基本、こういうのにはあまり興味もないんだけど今回は乗ってみることに。
JALのA350-900、羽田福岡線でデビュー。復路初便をおさえる
JALがようやく9/1から運航を開始する、エアバスの新機材A350-900。
海外ではまあ普通に飛んでるし↓、そこまで騒ぐようなことでもないんだけど…エコノミーの仕様が気になったので乗ってみることに。
なおぼくはフィンエアーのA350は乗ったことがある。
予約の経緯については前日の記事を参照。
JALのA350、エコノミークラスの仕様が気になる
エコノミークラスの仕様が気になる、というのもどうやら座席がCL3710(レカロ製)で、ANAのボーイング787-10や、JALの国内線仕様B787-8と同様のものになるとか。また、おそらくイベリア航空のA330もこの座席か類似タイプだったと思われる。
完全に同じではないけど、ぱっと見似てる。電源とかの位置がちょっと違うので、別タイプだけど。
これは乗らざるを得まい…ということで利用してみた。もちろんエコノミーの利用がメインなので、珍しくキャンセル待ちもせず。
A350の初便であるJL317は羽田を12:10に出て、14:00に到着する便。その折り返しであるJL318に乗ってみた。
JL318 FUK-HND Y A350-900に搭乗(普通席・エコノミークラス)
JALのA350はデザインの基調とかが色々変わっていたり、まあなんか色々あるらしいけどそういうちゃんとしたものはブログ記事じゃなくてメディア記事見た方がいいです。そもそも搭乗中そんなの撮影してたら邪魔でしかないしね。なのでカット。
就航セレモニー
往路の羽田空港では大々的に(会長が来たり)やったようだけど、こちらは支店長とか(十分えらい、でも雰囲気的に突然引っ張り出されたくさい?)。かなり熱気がこもったセレモニー。
出発前のセレモニー。メディアで記事が出ると思うけど、この中で運航部の人の話がとても印象に残っていて、「初便に乗られる皆様には、メディアではわからない部分を感じてほしい」とか。まあ、静かとか言葉で言われてもフーンとしか思わないよね。
お見送り付き。かなりの熱気で、この機材にかける情熱が伝わってきた。
記念品。搭乗証明書とシール、モデルプレーン、JALのA350のパンフレット、荷物タグ(A350の炭素繊維はTEIJIN製なので、TEIJINのロゴ入り。炭素繊維柄だけど本当に炭素繊維なのかは不明)、ポストカード、うちわ。
A350 普通席シート周り
さっさと乗る。
というわけでエコノミーの座席。従来、JALの国内線のシートは一部を除き総革張りシートだったけど、A350では背もたれ上部はファブリック(布)。これが案外座り心地に寄与しており、滑りにくく蒸れず快適。
また、頭部分は従来普通席では何もなかった(不織布のみ)のに対し、A350では調節機能付きのヘッドレストがついた。
このヘッドレストが優秀で、頭の保持力が強く、JAL国際線のようにヘッドレストに頭を預けて寝ることができる。ただ、縦方向が動きやすすぎて、姿勢変えると高さがすぐ変わっちゃうのがイマイチ。
シート自体は国際線で使われるグレードなだけあり、普通席でもかなり快適にできている。
シートピッチはまあ…SKYWIDER仕様のJAL国際線に慣れてると普通に狭いけど、香港くらいまでならこのシートでも不満は出ないかな、というかんじ。
脚は組める。ただ横の人を出すにはやはり通路に立たないと厳しいかな。
座り心地は正直、SkyNextの767の方が快適。クッションあればまた感じ方が変わるとは思う。
便利な装備品たち。シートポケットはJAL国際線同様のポケットの手前に網のポケットが2つついているタイプ(SKYWIDERとデザインは異なる)。また、国際線同様にテーブルは二段階で開く二つ折りタイプで、カップホルダーが別途ついていて便利。
電源、AVOD
JAL国内線は767、737-800でUSB端子装備を進めているけど、A350は初期装備(ただしUSB-Cはない)。
USB-Aポートは画面下、AC電源はテーブルのすぐ上に、各席に設置されている。
なお、このUSBは2Aと説明書には書いてあった。
地味にいいのがWi-Fiが地上滑走中から到着まで使えるようになったこと(ただしこの便ではWi-Fi不調で利用できず)。あと、接続先がgogoinflightではなく「Japan Airlines」に変わっているので注意。
また、個人用画面はJALの機内エンターテイメントとは思えない仕上がり。ANAのA321neoと似たようなかんじ(操作性はイマイチ)。
あと、初期画面がちょっとイベリアっぽい。
映画なんかは視聴途中でも再度同じところから再生するような機能があり、途中で停めるとコードが出てくるしくみ。
中身はどうやら国際線と似たラインナップ。完全に同じかどうかは不明。
ただ全体的にちょっと動作はもたつくかんじ。この辺は本当にANAを見習ってほしい…。
高すぎる荷物棚
フィンエアーのA350乗ったときにちょっと書いたんだけど、荷物棚が高すぎるんですね。
オーバーヘッドビンは危惧していた通り、かなり高い位置にある。
荷棚を開けた状態で比較すると、
777の場合、立ち上がったときにちょうぼくの目線に荷物入れの下部がある(で、中を見渡せる)。
ところがA350では立ち上がったときに頭頂部が荷物入れの下部。これは忘れ物しそうだし、そもそも荷物を取り出すのに苦労している人が多かった。
手書きで書いてみた。こんなかんじ。雑ですいません。
なお通路側なので日除けのことはわかりません。普段使わないし…。
まとめ:過剰装備な気がするけど、サービスを受ける側にはありがたい
国際線機材といわれても違和感ない内装、機器類でこんなに国内線にお金かけていいの?というかんじ。
ギャレーの都合で国際線に入れるのは難しいとは思うけど、韓国や台北、中国路線程度ならこの機材で飛んでも問題なさそう(というか、国際線737-800より快適では?)。
ANAとの競争上仕方ないとはいえ個人用モニターは過剰装備だし、ここまでする必要があるのかは疑問。でもUSB電源も付いたし、全体的に快適になっているので客としてはうれしいところ(その分客に価格として跳ね返ってくるわけですが)。まあ、何度か乗る機会もあるだろうし次はF乗りたいかな。